柏原公民館のお向い「埴安神社」の『子宝梅』が咲き始めました。立春のこの日、ちょっとばかり、『春』の到来を思わせてくれました。公民館にお立ち寄りの際は、是非ご覧になって、『春』を感じてください。とはいえ、まだまだ冬は続きます。東日本のように、雪害はありませんが、風邪などひかれませんように。
福岡市柏原公民館
Fukuoka City Kashihara Public Hall
2026年2月4日水曜日
温暖化防止ワークショップ『正しく分ければ「ゴミ」じゃない』
1月31日(土)10時より当館講堂にて、「大人の課外」講座として、標記の講座を開催しました。昨今、リチウム電池等による火災が社会問題になっていることに対応して、従前の「ゴミの分別や3Rの取り組み」に加えて、「小型電子機器・充電式電池の処分」についての学習会の必要性から、今回の講座を開催しました。当館では、昨夏に「小型電子機器回収ボックス」、12月より「充電式電池回収ペール缶」を設置していますので、その活用についても、住民の皆さんに理解を深めて頂くことを 願って開催しました。
講師は、福岡市環境局ごみ減量推進課・田中和美さん、福岡市南区役所生活環境課・古川さんです。
令和元年12月に、福岡市の「燃えないゴミ」を処理する「東部資源化センター」で火災が発生し、令和5年に復旧するまで、西区の同センターのみの操業を余儀なくされました。一方、その西部資源化センターは、現在、老朽化による建て替え中とのことで、「燃えないゴミ」の減量化は喫緊の課題となっています。福岡市のゴミの分別は、『燃えるゴミ』『燃えないゴミ』『空きビン・ペットボトル』『粗大ゴミ』の4分別。ゴミの減量化をすすめるため、従来『3R』のとりくみが提唱されてきました。『3R』とは『Reduce(減らす)』『Reuse(再利用)』『Recycle(再生利用)』の頭文字の3つのRを表した表現です。「再利用」とは「そのまま同じ物を何度も利用すること」、「再生利用」とは「材料に戻して、製品に作り直すこと」です。
現在、『3R』に付加して、新たに』4つめの『R』が登場。それは『Refuse(不要なものは貰わない)』。この『4R』の取り組みは、その順番が大切です。『Refuse ➡ Reduce ➡ Reuse ➡ Recycle』を心掛けましょう‼
講座の中で、参加者が「二人一組」になって、カードを使って「3R」と「分別」についてのワークショップをしました。その結果、「分別して捨てるゴミが、殆どゴミでなくなる」ことを学びました。つまり『正しく分ければゴミじゃない!』
福岡市では、来年(2027)2月より、『プラスチックの分別』が始まるそうです。週に1回の収集で、「指定袋(水色)➡大45ℓ、小25ℓ それぞれ10枚入りで、220円、120円」。なお、プラスチック以外がついているもの・一辺が50㎝を超えるもの・汚れがひどいものは回収しないそうです。そのため、不要なものをはぎ取ったり、50㎝以内に切ったり、水洗いすれば回収できるとのことです。因みに、「汚れ」ですが、お湯や洗剤を使ってまできれいにする必要はないとのこと。かえって、温暖化防止に逆行する結果となるので、「虫が来ない程度」に水で流す程度でOKだそうです。
さて、柏原公民館で回収できる「小型電子機器・充電式電池」についてです。「小型電子機器」は『携帯電話・デジタルカメラ・ビデオカメラ・小型ゲーム機・携帯ゲーム機・電子手帳・電子辞書・ICレコーダー・ポータブルラジオ(通勤型)・ポータブル音楽プレーヤー(MP3,CD,MD,カセット)・ポータブルAVプレーヤー(ポータブルテレビなど)・ACアダプター・コード・充電器・リモコンなど』で、大きさは『250ミリ×85ミリ』まで(ボックスに入る大きさ)。「小型充電式電池」は『モバイルバッテリー・電子タバコ・加熱式たばこ・工具用のバッテリー・機器から取り外したバッテリーなど』です。
最後に、地球温暖化について『①しくみ ②どんなことが起きるか ③防止の為にできること』を、クイズを交えて学びました。参加者から、沢山の質問があり、熱気を感じさせ、あっという間の2時間でした。
【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】
●1回聞いただけでは、なかなかわからないので、いただいた資料を3回よく読んで理解したいと思います。温暖化の原因、具体的なシャワー出しっぱなしのムダなど、できる事から実践したいと思います。
●分別に悩むことがあり、よくわかりました。とりあえず困ったときは、ゴミステーションに聞くことにしている。ゴミを増やすことをやめている。
●とても有意義なワークショップでした。意外とリサイクル・リユースを理解できてなくて、とても勉強になりました。
●分別で間違っていたことがあったので、教えてもらい良かった。近くのスーパー等でもっと回収を進めて欲しいと思います。
●分別について注意してますが、意外といいかげんであったところの気づきがあり、参加して大変よかった。特に燃えないゴミの留意点。
●小型家電の回収ボックスを利用したいのに、わかりにくかったので、知りたかった事が知れて良かった。温暖化防止の話は度々聞いて再確認できました。
●正しいリサイクル(3R)の理解が出来ました。温暖化防止については、生活習慣の見直しをする必要があると思いました。
●目からうろこ‼ごみ処理を配偶者に任せきりでしたので・・・そんな世代に育った年代の男でしたが・・・。ゴミって人間が介在するので生じる、自然はすべてリサイクルって‼高名な女性学者の書いた最近の本で読みました。次の世代に継いでゆくためにも理解が必要と痛感です。
●分別はとても大事‼リユース・リサイクルできるものまで捨てていたのですね。これからはしっかり分別して、地球の為、将来を生きる子ども達の為にがんばります。
●地球温暖化がいわれている現在に、今回の講座を催していただき、ありがとうございます。普通ではなかなか考える機会がなく、良い機会を与えていただき感謝いたします。我々の段階ではどうすることも出来ませんが、多くの方々が関心を持つ機会となるには、このような講義を多くの人が受けることが必要だと感じました。
●日頃、分別収集は行っていますが、まだまだだと感じました。福岡市ももう少し細かく各ゴミ収集所で分別して集めることが出来るようにしてほしいと思います。
2026年1月30日金曜日
明日は『温暖化防止ワークショップ』の講座です‼
1月31日(土)10時より、当館講堂にて『温暖化防止ワークショップ』を開催します。単に「分別」や「3R」の学習のみならず、今回は、現在大きな社会問題となっている「リチウム電池」等の廃棄の仕方を学びます。小型電子機器や充電式電池の処分について、詳しく学びたいと思います。
どなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。お待ちしております。
2026年1月29日木曜日
ちょいと早いですが・・・‼
連日、極寒(?)の毎日で春がとても待ち遠しいです。
そこで柏原公民館では、ちょいと早めの春を、皆様にお届けできればとの思いから、スタッフ皆で飾りつけを行いました。皆さん、お気軽に『柏原の春』を楽しみませんか‼お待ちしております。
2026年1月21日水曜日
『歴史講座』を開催しました‼
今年度5回目の『歴史講座』を、1月17日(土)10時より、当館講堂にて開催しました。福大考古学研究室より、堺哲平さんによる『平家と大宰府』、北野篤央さんによる『日中戦争に於ける和平工作と新政府樹立工作』の発表です。お二人とも「大学院1年生」です。
【平家と大宰府】 主たるテーマは「なぜ平頼盛は、大宰府に来たのか」というもの。頼盛は、平清盛の「腹違い」の弟。「平家」は清盛を棟梁として、一門が朝廷の重職に就き、平安時代末期に栄華を極めました。治承3年(1179)11月、清盛が後白河法皇を鳥羽殿に幽閉し、平家政権のはじまりとも、そして寿永4年(1185)4月、源頼朝の弟・義経に敗れ、壇之浦にて滅亡したと言われています。
12世紀には、大宰府長官(大弐)は現地に赴くのではなく、京都にいるのが通例で、清盛も在任中は京都に。しかし、頼盛は、永万2年(1166)7月に大宰府長官に就き、当時異例の現地赴任。頼盛は母方の縁で源頼朝とも近く、平家では、清盛の後継者である重盛・宗盛以上の軍事力をもち、源平合戦には殆どかかわらず、平家滅亡後も存命で、鎌倉政権の頼朝や大江広元らにも厚遇されたとのこと。
1165年に二条天皇が崩御、その皇子・六条天皇が1歳で即位。翌年、摂政も死去。清盛は、当初から二条天皇の親政を支えつつも、その後、後白河院の子・後の高倉天皇擁立のため後白河院と提携。頼盛は、母方の人脈から、高倉天皇ではなく六条天皇を支持する立場で、後白河院の逆鱗に触れたとも。ただ、清盛と完全に分裂しているわけでもないが、頼盛の反発が清盛に不信を抱かせ、これらのことが「大宰府に来た」背景とも考えられ、やがて長官の職を解かれたとのこと。とはいえ、頼盛の軍事力が、九州における「平家の重要な勢力基盤」づくりの一助となったと言えそうです。
【日中戦争に於ける和平工作と新政府樹立工作】 日中戦争は、1931年9月の日本軍による鉄道爆破事件(柳条湖事件)に端を発する「満州事変」から1945年8月の「終戦」までの15年間ですが、とりわけ1937年7月の「盧溝橋事件」より、本格化したと言われています。今回の発表は、この盧溝橋事件勃発から数カ月間の、日本軍部及び日本政府の「画策」を時系列に整理したものです。従って、その後の「国家総動員法」の制定や、大政翼賛会(1940年10月発足。立憲政友会・立憲民政党・国民同盟・社会大衆党の政党が新たに、戦争遂行のために作った政治結社)による「国会機能不全」状態、「狂気」ともいえる軍部の暴走についての言及はありませんので申し添えます。
1937年7月7日、盧溝橋事件発生。当初、参謀本部で第1部長であった石原莞爾は「不拡大」を指示し、近衛内閣も「不拡大・現地解決」の方針を臨時閣議で決定。政府声明として『本事件は中国側の武力的抗日行為・現地治安維持のため内地師団を派遣・本事件を北支事変とする・軍事行為は現地停戦交渉を妨害しない範囲で』を発出し、あくまで「居留民保護・不拡大」が前提であった。しかし、内地師団派遣の背景には、すでに陸軍内部の派閥闘争(不拡大派vs拡大派) があっており、前述の「不拡大派」の論理は『全面戦争は不可・華北分離を行えば日中関係の修復は絶望的・対ソ防備温存のため、対中で、全面戦争は不可』。一方、「拡大派」の論理は『中国は近代国家として成立していない・中国は華北に一撃を与えれば降伏する・華北を蒋政権から分離し、防共親日満政権を樹立・華北の現地資源を占有し対ソ戦の後方基地化』というもので、後に参謀本部内では、圧倒的に「拡大派」が主流に。
同年8月9日、現地陸戦隊員が中国軍に射殺される事件発生(第2次上海事変)。以後、両軍による戦闘が開始され、日本政府は、先の「不拡大方針」の破棄を決定。「国交調整案」なるものを作成し、「第三国の仲介による和平交渉の実施」を決め、広田弘毅が和平斡旋を依頼、結果、ドイツが応じ、トラウトマン駐華大使がその任に。和平案は『中国の満州国承認・日満支防共協定締結・抗日行為の禁止』であった。11月、広田外相がトラウトマン経由で、蒋介石に決議事項を伝達するも受け取り拒否するも、12月には、対日制裁・事変解決を期待する9か国会議が無期限延期となり、広田の和平案を交渉の基礎とすることで合意。とはいえ、その頃、日本軍は首都南京に迫っていたとのこと。1937年12月13日、南京陥落。関東軍(現地軍)は、華北に蒋介石政権とは別の「親日満防共政府」樹立を目標に、「新政府樹立」構想を企図していたが、日本政府・陸軍中央もその流れに。
蒋介石による「和平案の返答」は、南京陥落直前に日本政府へ伝達されたが、それに対する回答は、12月21日に閣議決定されたが、加えて蒋介石政権にとって到底受理できない内容が追加【①華北・内蒙古における新政府樹立 ②華中占領地の非武装地帯化 ③日本軍の保障駐兵 ④賠償金の請求】された。ここに南京陥落に伴う、日本政府の強硬化が見て取れる。政府は、参謀本部の一部の反対(蔣介石政権との交渉継続を主張し、トラウトマン工作の成功に期待するもの)があるも、蔣介石政権の中国政府としての役割を否認し、日本が樹立した「新政府」と和平交渉を行うことに決定した。以後、新中央政府樹立工作が国策として実行されていったとのこと。
この発表は、盧溝橋事件を契機として、日本政府の対中工作の変容(強硬化)の数か月間の状況についてのものでした。その後の日中戦争の「泥沼化」、東南アジアへの侵略、米英との太平洋戦争等で、国民生活も筆舌に尽くし難い「くらし」を強いられたことを申し添えておきます。
【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】
●今日はありがとうございました。丁度、吉川英治の新平家物語を読んでいて、頼盛の優柔不断のどちらつかずの立場を、清盛は何度も許していることが書かれていました。能の演目にも数々あり、面白いですね。中国の日中戦争のお話しも、又、歴史をさかのぼって、講座を企画してください。中国の秦・漢時代の歴史、特に文字の歴史、金文、蒙書、石破文などを学びたいです。
●結果論であるが、日中戦争に関する日本側の対応は、歴史的に見て全く駄目と考える。
●文献史学、細かい事や人物が実際に存在した感が面白いです。又、楽しみにしています。岩戸城、九州北部を指す地名として出した?のが那珂川市、すごいと思った。岩戸城、柏原と関係ないか?
●平安時代の不明が多い。政治の流れ、参考になった。地元福岡の奈良・平安時代の中央との関係の流れ、説明企画して欲しい。鎌倉時代の御家人と時代の流れ。平安→鎌倉→江戸までの官職の流れについて知りたい。
●堺氏、活舌が良く聞き取りやすかった。内容が多すぎて、発表が難しかったのでは?北野氏、短期間のうちに和平案が大きく変わっていったのが良く分かった。テーブルがあるとすごく楽、今後もテーブルを望みます。
●「平家と大宰府」今まで知らなかったことが、いろいろ分かって、興味深くてとても勉強になった。「日中戦争に於ける和平工作と新政府樹立工作」あまりなじみのない時代の事で難しかったけれど、勉強になりました。NHKドラマ「坂の上の雲」を観たので、分かるところもあって良かった。
2026年1月16日金曜日
大人の課外授業『ACP会議してみませんか』
1月16日(金)10時より、当館講堂にて、標記の講座を開催しました。柏原・花畑校区の介護事業所で構成されています「わくわく隊」の田中史王さん(森の家)を講師に、楽しくゲームを交えての講座でした。第7いきいきセンター・中村さん、校区担当保健師・筒井さん、小規模多機能弥永亭・伊東さんにも参加して頂きました。
『ACP』とは『Advance Care Planning』の略で、「ACP会議」とは、もしもの時(病気や事故等)に、自分の気持ちをうまく伝えられなくなった時に備えて、「どんな暮らしを続けたいか」「何を大切にしたいか」を、家族や身近な人と前もって話しておくことです。
今回の講座の趣旨は、『一般に、相続や葬儀など、人生の最終段階において最低限準備しておかなければ、遺族が困るであろうこと』を整理しておくという意味での『終活』ではなく、『亡くなるまでの充実した人生の準備』として、『今後の心配をして、どんな備えが必要なのか』を考え『自分らしく生きるために何を大切にしたいか』を、改めて問い直す機会にするものです。その契機として、「カードゲーム」を行いました。
初めに、4人一組で班を作り、班ごとに40枚のカードをランダムに10枚ずつ配ります。カードは、緑、オレンジ、青と色分けしたもので、それぞれ「今後の人生をデザインする」「人生の最期を迎える前に」「介護・入院が必要になる時に備えて」のテーマに則した内容が記されています。「今なら」という前提で、4人で順番を決めて、配られた10枚のカードから、「自分にとって不要だと思うカード」を1枚出して、他の3人のうちそのカードが必要なら、自分のカードから1枚と交換し、3人が不要ならば脇へ置く、というやり方で、全員のカードが3枚になるまで続けます。その3枚を、夫々が順番をつけて、「自分の 必要なモノ」と理解します。
次に、「皆さんが余命半年」という前提で、再度同じ要領でカードゲームを行います。すると、参加者の3枚のカードが、最初のゲームの結果と大きく異なることが分かりました。このように、前提が変わるごとに、又、年ごとに結果がかわり、毎年実施するのも興味深いものと思われました。
最後に、いきいきセンター・中村さんより「エンディングノート」の紹介と、保健師・筒井さんより「健康診断」の案内がありました。
【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】
●自分の親に対しての接し方がよくわかり、参考にして、行動に移していきたいと思います。すごくいい勉強になりました。色々な方と話して、最善の情報をきけて良かったです。
●他の方とお話しできて、とても勉強になりました。ありがとうございました。もっと、どういうことを話し合っておくとよいという話を聞きたかったです。
●母もつれてくれば良かったかなとも思いました。エンディングノートは、母に渡したいと思います。
●普通考えつかない自分に出会えてよかった。余命6カ月になる時、何が大事か考えることができて、これから取り組もうと思います。
●これからの人生を、余り考えていなかったので、考える基になったと思う。
●こういう講座は初めてでした。楽しく受講できました。エンディングノートは役に立つと思うので、利用したいと思います。
●初めての参加で、皆様のお考え、とても参考になりました。今後も参加して学び、脳を活性化したいと思いました。ありがとうございました。
●改めて自身を見つめて、終活について考えさせられました。今後の生き方の参考にもなり、生かしていきたいと思います。
●その人の周囲や環境によって、選ぶものが全然違うので面白かった。
2026年1月15日木曜日
2月『歴史講座』の発表者変更のお知らせ‼
2月14日(土)10時に開催予定の、今年度第6回『歴史講座』発表者を、鳥越仁美さん「陶磁器の水柱」・東司ちひろさん「滑石製石鍋」と予定しておりましたが、西部勇我さん「装飾古墳」と東司ちひろさん「滑石製石鍋」に変更します。
1月17日開催予定の『歴史講座』の内容は、『平家と大宰府』『九州の南北朝時代』に変更はありません。どなたでも参加できます。皆様のお越しをお待ちしております。
柏原公民館所蔵の『柏原の歴史を語る“モノ”』です‼