2026年7月24日金曜日

「夏休み子ども講座」第2弾、【不要なTシャツ de エコバッグ】【ごみ分別射的ゲーム】開催‼

「夏休み子ども講座」の第2弾を、標記のテーマで7月24日(金)10時から、当館講堂にて開催しました。講師は、「福岡市臨海3Rステーション」の事務局長・小林祐一さん、田尻さんでボランティア の開田さん、師岡さんにお手伝いをして頂きました。

はじめに「臨海3Rステーション」の概要について説明をして頂きました。場所は東区箱崎ふ頭4丁目の焼却場に隣接している建物で、そこで実施しているイベント等を紹介。例えば、「食ロスクッキング」「ビオトープで観察」「エコ農園でお野菜づくり」etc。広さは、なんとpay payドーム6個分だそうです。「すてるはずだったものが宝物になる」を合言葉に、「ゴミ減」を推進する役割を担っているとのことでした。

【不要なTシャツ de エコバッグ】参加者には、事前に「不要なTシャツとハサミ」を持参するように伝えておりましたので、その他の用具等については「臨海3Rステーション」に用意して頂きました。①Tシャツの下の部分を切り取る ②襟の部分を丸く切り取る(半円形の台紙を活用) ③袖の部分を切り取る ④下の部分から5センチのところに線を書き、縦に2センチ幅で切れ目を作る ⑤2センチ幅の切れ目をかた結びにする(前面と背面の切れ目をかた結び) の順で完成‼ 参加者全員で自分の作品を掲げて、集合写真を撮りました。

【ごみ分別射的ゲーム】射的ゲームを活用して、ごみの分別を学ぶ取り組みです。階段状の棚に沢山のモノの名前を記した標的めがけて、手作りの銃でゴムを発射!落とした標的に書かれたモノが、どういう処分(燃えないごみ・燃えるごみ・資源回収・粗大ごみ・空きびん・ペットボトルなどの分別)に該当するかを答えて、正解だと「新聞紙で作った鉛筆」を賞品としてゲット、というゲーム。参加者全員が、たのしくチャレンジしていました。










【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●かたむすびができるようになった。(1年生)

●Tシャツでばっぐができてうれしかったです。(1年生)

●ばっぐをつくってたのしかったです。(1年生)

●たのしかった、むつかしかった、またやりたい♡(2年生)

●つくりかたがむずかしくなかったです。(2年生)

●楽しかった。ちいさくなったようふくがバッグになってかわいい。(3年生)

●楽しかった。ちいさくなったようふくが、りさいくるできてたのしかった。(3年生)

●ようふくをきったり、しゃてきをしてたのしかった。(3年生)

●楽しかった。家で作りたいと思った。(4年生)

●しゃてきをしてとてもたのしかった。Tシャツでバッグをつくって楽しかった。(4年生)

●針や糸もつかわなかったからかんたんだった。すてるゴミの量が前よりすくなくなるのが分かった。かんたんだから家でもすてるような服があったら、もう1回チャレンジしてみたい。おやにもプレゼントしてみたい。(5年生)

「夏休み子ども講座」~植物のたねの不思議‼~

 7月23日(木)10時より、「夏休み子ども講座」の第1弾【植物のたねの不思議‼~空とぶたねを作って、たねのヒミツを知る】を当館講堂にて開催しました。講師は、「福岡市立背振少年自然の家」自然学習インストラクターの荒瀬尚三さん・淡河幹男さん・別府さんの3名。

講座の前半は、【植物のたねをモデルにしたおもちゃを作って遊ぼう!】【植物の生き抜くための姿をちょっとのぞいてみよう】をテーマにしたお話しとおもちゃを作り。参加者の皆さんは、用意して頂いた「切り目等が入った用紙」を、指示に従って4種類の紙片に分けて、夫々の「紙切れ」を使っておもちゃを4つ作って、思い思いに飛ばして遊びました。また、付箋を使うおもちゃも作って、飛ばしました。この「おもちゃ作り」こそが「植物のたね」を模したもので、参加者がつくった「おもちゃ」は、《マツの種》《ラワンの種》《ニワウルシの種》《シナノキの種》を模したもので、くるくる回ることで遠方に運ばれ、子孫を残すための「種の形状」になっていることが分かります。この子孫を残すため、ほかにも様々な方法を持つ「種」があります。例えば、《熟したらはじけるもの》《人や動物にくっついて運ばせるもの》《鳥に食べさせ糞として遠方に落とさせるもの》《ヤシの実のように水を使って移動させるもの》などです。

後半では、段ボール箱を密閉して円形の穴をあけた「空気砲」の実験をしました。段ボール箱の側面を強く叩くことにより、丸い穴から「空気砲」が出る事を、参加者で体験した後に、「この空気砲はどんな形になるか?」を、実際に煙を使って実験。講師からは、「ボールのような形?円盤のような形?ドーナツのような形?」と問われた子供たち。思い思いに答えていましたが、実験結果は「ドーナツ」でした。又、ペットボトルにさかな(醤油入れのもので、2つ色違いのもの)と水を入れて蓋をして、夫々の「さかな」を自在に水中で浮き沈みさせるというおもちゃも作りました。コツは、さかなの口をナットで強く締め、ひとつには空気のみ、他のひとつには水を少し入れる事でした。

その他、ペットボトルで雲を作る実験や、ストローを切って笛やリコーダーを作ったり、身の回りにあるもので作る「おもちゃ」の経験をしました。












【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●おもちゃがつくれてうれしいです。ほかにもたくさんおしえてくれたのでたのしかったです。またいつかいきたいです。

●ぺっとぼとるでおさかなさんをするのがたのしかったです。

●うえにあげたりしたら、ひらひらしておもしろかったです。

●ひらひらがおもしろかった。ぺっとぼとるがたのしかったです。

●おりがみ1枚やペットボトルなど、身近なものでたくさんおもちゃを作ることができて、子ども達はもちろん私自身も楽しい時間を過ごすことができました。1時間半集中して参加することができました。ありがとうございました。(保護者)

●今日は参加させていただいてありがとうございました。種に興味が有ったので参加したのですが、どれもとっても興味深く、楽しかったです。孫がもうちょっと大きくなったら一緒に作って遊ぼうと思いました。とてもいい内容だったので、参加者がもっといてもいいぐらい。「もったいない‼」でした。これからの企画も楽しみにしております。(大人参加者)


2026年7月7日火曜日

「夏休み・子ども講座」のご案内‼

小学生の皆さんにとって、待ち遠しい「夏休み」はもうすぐ!柏原公民館では、今年も「子ども講座」を開催しますので、お友達を誘って参加してね!お待ちしております。

7月23日(木)10時~11時30分➡植物の種の不思議‼

 テーマ「空とぶたねを作って たねのヒミツを知る」 先着30名

 講師 背振少年自然の家・荒瀬 尚三さん


7月24日(金)10時~12時➡「不要なTシャツ de  エコバッグ」「ごみ分別射的ゲーム」

 持ってくるもの・・・不要なTシャツ、はさみ 先着30名

 講師・・・西部3Rステーションの皆さん


8月7日(金)10時~12時➡「みんなで学ぼう 防災チャレンジ‼」 先着20名

 講師・・・消防士・森田 浩章さん


8月22日(土)10時~12時➡「紙、紙粘土で???」 先着30名

 講師・・・福岡大学考古学研究室・村上さん、日向さん


※会場は、いずれも「柏原公民館 講堂」です。水筒と筆記用具を忘れないように‼

申し込み・お問合せ➡➡➡➡ 565-8978(公民館)

2026年7月6日月曜日

寺子屋かしはら『福岡の温暖化・今、何が起きとうと?』

7月2日(木)10時より、『寺子屋かしはら』の講座を当館講堂にて開催しました。今回は、かつてTNCテレビ西日本の『お天気おじさん』としておなじみの、気象キャスター・手嶋準一さんをお呼びして、『福岡の温暖化・今、何が起きとうと?』のテーマでお話をして頂きました。

手嶋さんは、城南高校出身で、九州大学、大学院で「農業気象学」を専攻され、つい最近まで「日本気象協会」にお勤めされていました。この間、17年間にわたりTNCのお天気キャスターを務められ、お茶の間でも人気でした。

最初に、福岡市とりわけ「柏原」の様子の変遷について、鎌倉時代の古地図から江戸時代、明治期、昭和初期、さらには昭和20年代、30年代、40年代、50年代、そして現在の古地図や地図、航空写真を用いて、 説明がありました。参加者にとっては「身近な街の地図」でもあり、熱心に、夫々の地図に見入っていました。江戸時代にはすでに「柏原村」と記載されていたり、昭和初期には屋形原尋常小学校と桧原尋常小学校が合併してできた「花畑尋常小学校」も記されていたことなども分かりました。「桧原」「柏原」「屋形原」「古野」などは、相当古くから存在していたことも知ることができました。現在の「柏原6丁目」や「DuO」「柏陵高校」などができる前の柏原の様子も分かりますし、大平寺も「市営住宅」のみで構成されていたことも分かります。

このように、古くからのたくさんの地図等を見ていますと、「圧倒的に緑や田んぼに覆われている」地域が、年々それが減少して、今や、「緑や田んぼが激減している」ことが分かります。このことが、「温暖化」の要因とも。1890年から2020年の、年間の「平均気温・日最高気温・日最低気温」の日本各地の数値が示されましたが、特に、「日最低気温」の年平均では、『札幌4.6度、仙台3.4、東京4.6、名古屋4.1、福岡5.0、佐賀1.6』と、福岡の上昇がわが国で1番高いことが分かります。つまり、「温暖化」の説明については、「毎年、夏の気温がとんでもなく高いですね」という話よりも、「最低気温の上昇」について論じることが大切とのこと。「佐賀の1.6」と比較してみると、「福岡の5.0」よりは「福岡ほどは温暖化が進んでいない」ことになります。

「温暖化の原因」とは{温室効果ガスの増加・街への人の集中による生活や暮らしからの排熱(ヒートアイランド現象)・都市での緑の減少・土壌水分の低下・大陸の影響」と言われています。一般に「CO₂の問題」が指摘されますが、緑が無くなったことや暮らしから出る熱の為の気温の上昇についても一考の要ありとも。

また、あらゆる災害の危険度を知らせる目安として、「レベル5」段階までの新ルールができたことの紹介もありました。かつては、「気象は運輸省」「河川は建設省」というように、災害の種類によって、所管が違って災害対策としては、チグハグな面も。最近のテレビにおける「災害対応」について、「最悪のケース」を想定したうえで「避難情報」が頻繁ですが、実際に避難された方は「1%にも満たない」と言われています。情報の発信はあれど、夜中や風雨の勢いが強い時などもあり、結局、避難するタイミングは個人に任されているのが現状。手嶋さんは、災害時の報道の在り方についてもより工夫が必要だと仰っていました。






【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●博多の古地図を見て興味が湧きました。又、柏原の古地図でも人の動き、郷土の歴史を知りました。気象のお話しも、報道されない話も聞けて、面白かったし、参考になりました。

●今日の寺子屋、最高!参加できて良かったです。普段見ることのない古地図をたくさん見せていただきありがとうございました。先生のお話、とても良かったです。

●大変勉強になりました。温暖化も分かった。気に留めながら生活をしていきたいと思います。福岡市の古地図も楽しかったです。変化が良く分かりました。

●博多の歴史も振り返ることができ勉強になりました。災害の起きやすい地域なので、きをつけるきっかけになりました。防災委員の大切さも感じました。

●手嶋さんに久しぶりにお会いできて良かったです。昔の柏原の話も聞けて良かったです。防災の話も為になりました。

●福岡の昔のお話しは楽しかったです。防災に関しては自分の判断を大切にして、日ごろから周囲を良く観察したいと思いました。

●手嶋さんの講演を楽しみにしておりました。地図のお話しも楽しかったです。福岡の温暖化は都市化の影響が大いにあると分かりました。私もハザードマップを見てしっかり確認します。今日のお話しは子ども達に話します。ありがとうございました。

●昔の地図から色々な歴史を学べて楽しかったです。地域に長く住まれている方から、昔の災害等聞けて勉強になりました。又、災害時の実情に則した避難方法を学べて良かったです。

●柏原地区の昔の状況がわかり知識が豊富になりました。梅雨真っ只中の気象の話は身近な問題で、勉強になりました。

●博多・柏原の古地図から温暖化の話まで、興味深いお話がたくさんでした。温暖化の本質は最低気温が下がらなくなったことと、福岡はそれが全国でもトップクラスであることが怖いですね。今年の夏も酷暑でしょうか?「冷夏」は死語になってしまいましたね。


寺子屋かしはら『バスハイク』、行ってきました‼

7月1日(火)、毎年恒例の『寺子屋かしはらバスハイク』を実施しました。今回の目的地は 「山口県下関市長府」です。「山口」にまつわる「毛利氏」「長州」「幕末」をテーマに、「かつての城下町を散策しましょう」という趣向のとりくみを計画しました。また、午後からは、帰途の途中、関門海峡を越えて「門司港レトロ」に立ち寄りました。

参加者の皆さんへは、「公民館に7時50分集合、8時出発」とお願いしておりましたが、7時50分には出発でき、幸先の良いスタートとなりました。この一日の行程は【柏原公民館 ➡ 都市高・堤インター ➡ 九州自動車道・福岡 ➡ めかりSA(トイレタイム) ➡ 下関インター ➡ 長府観光会館 ➡(長府侍町、笑山寺、功山寺、下関市立歴史博物館・毛利邸、乃木神社、忌宮神社を散策) ➡長府観光会館(食事) ➡ (関門トンネル) ➡ 門司港レトロ(約80分) ➡ 門司インター ➡ 古賀SA(トイレタイム) ➡ 大宰府インター ➡ 都市高・堤インター ➡ 柏原公民館】でした。

参加者の皆さんが、僅かでも「長府散策」に興味・関心を持っていただく為に、バスの中で館長より「毛利氏・長州・幕末」についての説明をしました。

主な内容は、【毛利の名の由来➡鎌倉殿の13人の一人・大江広元の4男(季光)が、相模国にもつ荘園・毛利荘に因んだこと】【長門国・長府藩の藩祖は、毛利元就の4男・穂井田元清の子で毛利秀元。因みに、笑山寺の名は、当時、廃寺であった寺を、秀元が父・穂井田元清の号「笑山」からとって名づけて復興したもの】【1859年、乃木希典が10歳の頃、江戸の長州藩上屋敷より長府へ転居したこと、やがて西南戦争(官軍)・日清戦争、日露戦争の従軍とりわけ日露戦争では、大将としてステッセル将軍との水市営会見が行われ、やがて明治天皇の信頼も厚く、学習院院長に長年就いて、明治天皇死去の際の「大喪の礼」(1912年9月13日)の当日に妻・静子とともに殉死したこと】【ペリー来航(1853)年から、大政奉還・王政復古の大号令・戊辰戦争までの「新政府樹立」に至る、日本国内の主な出来事(日米和親条約、不平等条約の日米修好通商条約・安政の5か国条約・大老井伊直弼の幕閣絶対主義・安政の大獄、桜田門外の変・攘夷派襲撃、弾圧の8月18日の政変、寺田屋事件、池田屋事件・外国との交戦に繋がる生麦事件、下関戦争、・倒幕への布石として高杉晋作による功山寺挙兵、長州征討の長州勝利、薩長同盟・旧幕府軍と新政府軍による最後の戦争として鳥羽伏見の戦い、函館戦争(戊辰戦争)】というものでした。

帰途のバスの中では、参加者の「頭の体操」の時間。お題を「山口、長府、門司港」として、一句詠んで頂こうという企画。限られた時間ではありましたが、皆さんのご協力で沢山の「作品」を頂戴することができました。その中から、「館長の独断」で「館長賞」を3名の方に差し上げました。以下に紹介しますが、作品のすべては、公民館に掲示しておりますのでご来館の折にご覧ください。

『五月雨に 東行の 声を聴き』(秀徳英介さん)…東行(とうぎょう)は、高杉晋作の号。『水無月に 君を思って レトロ町』(森田やす子さん)                 『家光の ふくろうあいらし 梅雨の長府路』(猿渡悦子さん)…家光は、ふくろうの絵が得意で、藩祖・元秀にその絵を贈ったという逸話を、歴史博物館学芸員が紹介されました。

昼食は大変豪華で、「ふく」や「瓦蕎麦」など、山口の名物をもりこんだ品々で、参加者の皆さんにも大好評でした。午後の「門司港レトロ」での自由時間では、皆さん、買い物や門司港駅などの見物に夫々楽しんでいらっしゃいました。この日は、「歩く」ことがメインでしたので、バスハイク終了の頃は、どなたも「お疲れ」でしたでしょう⁉来年も、新たな企画を提案できますように、スタッフ一同「無い知恵」を絞って頑張ります。
























【参加者のアンケート・・・一部抜粋】
●長府は初めて訪れました。福岡近郊にもこのような歴史的な魅力がある城下町が有る事を知って良かったです。目的地までの異動が楽でした。
●大変楽しく過ごさせて頂きました。スケジュールものんびりで満足でした。来年も期待しています。職員の皆様、お世話になりました。
●30年ぶりにゆっくり観光できてよかったです。特にフグ料理が美味しかったです。ありがとうございました。
●初めての長府は歴史と景観にタイムスリップした感じでした。又、次回を期待しています。
●門司港は初めての見学でした。門司港駅に感動しました。8000歩、歩いて疲れました。職員の方、本当にご苦労様でした。
●歴史講座は苦手ですが、館長さんのお話しがすごくて、尊敬いたしました。1日お疲れ様でした。
●長府の歴史を学びながら1日、楽しい旅をさせて頂きました。計画、準備などご苦労様でした。
●関門トンネルに感動し、懐かしい下関の散策でした。スタッフさんのお年寄りに対する配慮にも感謝です。
●個人では訪れることの無かった長府の自然とレトロな雰囲気、古き良き外壁や建物や由緒ある毛利邸も見学できて満足でした。
●今日は素敵な企画、ありがとうございました。久しぶりのバスハイク、皆様の健脚ぶりにびっくりしました。事前準備など公民館の皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。
●毛利邸の見学の時間が足りなかったです。見学場所が多くハードでした。門司港駅中心に散策できて良かったです。スタッフの皆さん大変お世話になりました。
●天気に恵まれて楽しい旅でした。バスの中での館長のお話しも良かったです。聴き入りました。改めて、先人達の日本を想う気持ちに心打たれました。
●大好きな長州の空気と歴史に触れることができて楽しかったです。館長はじめスタッフの皆様ありがとうございました。次回も参加します。
●久しぶりのバスツアー楽しかったです。維新の詳しい説明で改めて昔の人の思いに感心しました。昔の人も歩いたけど、私たちも久しぶりに歩きました。お世話になりました。
●長府は2回目だったけど改めて知った事もあり、勉強になりました。歴史を知るのは楽しいです。これからも楽しい企画をお願いします。最後にスタッフの方々、本当に有難うございました。






2026年6月23日火曜日

今年度最初の『歴史講座』を開催しました‼

6月20日(土)10時より、当館講堂にて「歴史講座」を開催しました。今回の講師は、福岡大学人文学部・古澤義久先生で、テーマは『朝鮮民主主義人民共和国における邪馬台国論』です。

『邪馬台国』の所在地を巡っては幾多の論争があり、わが国では「国民的関心事」と呼んでも差し支えないほどです。そこで今回は、わが国では殆ど知られていないのですが、「朝鮮民主主義人民共和国」でも「邪馬台国」が論じられておりまして、特に1960年代から一貫して「邪馬台国九州説」が主張され、その中で「筑後山門説」が唱えられた事も有ったとのこと。更には、日本国内の論争に影響を与えたのか、否かについても触れて頂きました。

『北朝鮮』の「邪馬台国論」を読み解くうえで、金錫享の『分国論』が重要とのことで、今回は ①邪馬台国筑後山門説の概要 ②金錫享の「分国論」の概要 ③「北朝鮮」の邪馬台国論の特質についてお話をして頂きました。

【邪馬台国筑後山門説の概要】この説は、江戸時代の新井白石『外国之事調書』で述べたことに始まります。筑後山門説の根拠としては、「高良山と女山(じょやま)の神籠石」とした学者さんがいたり、この「女山神籠石」を魏志の中の「城柵厳設(じょうさくげんせつ)」とみえる「邪馬台国の城」と主張する学者さんがいたり、「女山神籠石」について、「女山はもと女王山と称したが後世の人が憚(はばか)って女山に改めたとして、卑弥呼の居城』とする学者さんがいたりして、「女山神籠石」が卑弥呼の居城として有力な候補地とも言われたそうです。一方で、「女山は城山(じょうやま)が由来で、女王山ではない」との反論があったり、「神籠石」について、武雄市おつぼ山神籠石と山口県大和町石城山神籠石の発掘調査で、7世紀中ごろの築造年代を推定し、「邪馬台国の時代ではない」との説も。「女山と女王を結びつけることは全くの付会(こじつけの意)に過ぎないし、何よりも神籠石の築造方法を弥生時代の他の遺構と比べるとき格段の差があることから、神籠石を弥生時代や邪馬台国に結び付ける考え方は全く成立しない」との厳しい批判があり、近年「邪馬台国と神籠石を結びつけるのはやめよう」との提言もあり、みやま市一帯が考古学的にも「弥生時代には瀬高町を中心に国が存在したのは間違いないが、邪馬台国であるとは言えない」と。

【金錫享(キムソッキョン)の『分国論』】1963年1月に刊行された「歴史科学」に掲載された『三韓三国の日本列島内分国について(日本語訳)』という論文で示されたもの。内容は大きく二つに分かれます。ひとつは『4~5世紀に倭が朝鮮半島南部を経営したという事は認められない』という事と、『「分国論」と呼ばれる通り、朝鮮半島からの移住民(渡来人)が。日本列島の各地に、朝鮮半島本国に対する分国と呼べる小国をつくり、日本列島の国家形成に主体的に関わった』というものです。

「任那日本府説」の根拠の一つである「神功皇后三韓征伐説話」については、神功皇后の存在自体が捏造で、また、根拠の一つ「広開土王陵碑の碑文」については、広開土王の治世21年間の一時期のものに過ぎないと主張。そして、「倭の五王」のうち「斉」に「安藤将軍」と称させたことや、「武」に「・・・安藤将軍倭王」を授与したことから、日本が朝鮮半島中南部以南の地域を支配していたとみる日本の見解を批判。「6世紀頃までは、日本はバラバラで統一国家ではない。(日本が経営したとされる)朝鮮の各地の国々は、実は朝鮮からの渡来人が日本に作った植民地」という説を唱えるもの。

この「分国論」に対する日本学会の反応についてですが、「金錫享の説」は突飛なものだったので、驚きや戸惑いをもって迎えられ、 否定的な意見が席巻しました。日本学会は、1945年の敗戦によって、「皇国史観」から脱することになりましたが、戦後にあっても「古事記」「日本書紀」の記載や広開土王陵碑から「古代日本が4世紀末には朝鮮半島南部を支配、経営、勢力下においた」などとする見解が見られました。これに対しては、在日朝鮮人学者・朴慶植は「日本書紀の記述を過大評価した結果である、倭による朝鮮半島南部支配は歴史的事実として認めがたい」と主張。「分国論」の根拠として、本国に対して分国とも呼べる小国の存在を証する遺跡として、朝鮮式山城があり、高良山・女山・鹿毛馬・御所谷・雷山・石城山などとされる。この「分国論」が正しいかどうかとは別に、日本の古代史研究に少なからず影響を与えたことも事実です。「分国論」の一つの柱である「4~5世紀に倭が朝鮮半島南部を経営したということは虚構である」ということは、それまで当然と考えてきた「任那日本府説」を否定する契機となりました。また、二つ目の柱である「日本列島の各地に分国をつくった」ということは、そのまま認める研究者は殆どいなかったが、しかしながら、こちらも従来の「帰化人」という捉え方から「渡来人」という捉え方に変化したことに繋がりました。

「北朝鮮」では「邪馬台国の所在地」については、一貫して「北部九州説」を採用しています。その理由は、朝鮮半島南部に倭が進出したとされる4~5世紀においても、統一的な政治勢力が存在しなかった日本列島にあっては、当然前段階の弥生時代終末期に広域にわたる統治体は存在しえなかったことに求められると。そうした意味では「北朝鮮」における「邪馬台国論」とは「任那日本府」説否定と常に表裏一体であったといえ、金錫享の「分国論」に根ざした立論といえる。また、他方、「邪馬台国畿内大和説」が「任那日本府説」に容易に繋がるであろうことが指摘されてもいます。とはいえ、これらの多々の主張をもって「邪馬台国の所在地」が特定されるものではありません。前述したように、「北朝鮮」における研究が、日本学会の研究に一定の影響を与えたことは間違いないようです。





【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●北朝鮮でも邪馬台国が論じられたことを知り、とても興味深く話を聞くことができました。2時間があっという間に感じました。帰ってからじっくり資料に目を通します。

●邪馬台国論を改めて考える機会を得ました。(色々な学説を学びました)

●北朝鮮の古代史の見方を初めて知りました。興味ある考え方です。地形的に見て、北部九州の国が大陸や朝鮮半島に近く、交易できたと思います。

●生きて動いている歴史論争の生々しい解説は、わくわくする楽しさでした。古澤先生の話は何度聞いても面白いです。

●今日の話題は面白かったです。卑弥呼・邪馬台国・古代史を学ぶ人のロマンです。色々な地理・地名、知った名前が出てきて面白かったです。つい引き込まれました。

●非常にわかりやすく話して頂き楽しく聞くことができました。今後も引き続き開催してほしいです。

●邪馬台国について興味のあるお話をありがとうございました。北朝鮮の学者がこういう風に考えているのは驚きです。近くの国、小説の話も面白かったです。

●歴史講座、いつも楽しみにしております。ありがとうございます。熊野三山・伊勢神宮・神倉神社・阿須賀神社 近畿地域との九州、韓国(古代・中世)とのつながり、また、鉄を通しての日本の歴史的な流れなど、本日の話でも紀元前後の境目あたり以前は、日本国が小国としてバラバラに存在していたのでは?の見解も面白かったです。

●北朝鮮の学者が邪馬台国を深く研究されていることに感心しました。とても興味深いお話施した。日本の学生ももっと歴史に関心を持ってもらいたいと思いました。

第2回『乳幼児講座』を開催しました~ベビー手形アート&歯みがき講座~

今年度2回目の「乳幼児講座」を、6月19日(金)10時より当館講堂にて開催しました。今回は、『ベビー手形アート&歯みがき講座』と銘打ちまして、「ママさんとお子様」にも協力をお願いしまして、台紙に足形と手形を押したりして作品つくりに取りくみ、また、校区担当の保健師さんや歯科衛生士さんのお話をして頂き、参加者の皆さんは乳児の健康等について学ぶことができました。

「ベビー手形アート」では、乳児のお子様の手形・足形を作る際は、お子様によってはなかなか大変で、スタッフ3人がかりでやっと出来たり、泣き叫ぶやら・・・。そんな悪戦苦闘のなか、それぞれの作品が完成し、記念にご自宅に持って帰って頂きました。

「座学」の部では、初めに、校区担当の保健師・筒井さんより『知っておきたい子どもの熱中症』というテーマで、お話をして頂きました。『熱中症は、真夏の炎天下だけではなく、梅雨の時期や室内、夜間でも発生しています。特に乳幼児は体温調節機能が未熟なため、脱水症状を起こしやすく、熱中症のリスクも高くなります。保護者が子どもの様子をよく観察し、水分補給や対策をすれば予防できます』。熱中症を疑う症状と重症度については、3段階に分かれるそうです。

【重症度Ⅰ】…ふらふらする・元気がなくなり、ぼんやりする・止まらない大量の汗・やたらと飲みたがる・筋肉の痛みや硬直がある ➡ 直ちに応急処置を。症状がおさまらない時は、すぐに医療機関へ‼

【重症度Ⅱ】…ぐったりして泣き声に力がない・吐き気、嘔吐・体を触ると熱い・顔色が悪い・自力で飲めない・おしっこが出ない ➡ 応急処置をしてすぐに医療機関へ‼

重症度Ⅲ】反応がおかしい・全身の痙攣・皮膚が真っ赤で高い体温・汗を全くかかない・まっすぐに歩けない・立てない ➡ 至急119番通報で救急隊の要請を‼

また、「熱中症の応急措置」とは、『涼しい環境で休ませる、足を高くするのも効果的とか』『服を脱がせ裸にし、濡れタオルなどをかけて風を送り、冷やす』『冷たい水や塩分を補給する』などです。太い血管のある首筋や脇の下、脚のつけ根などに保冷剤や濡れタオルをあて、うちわや扇風機で風を送って体を冷やすことも効果的とのこと。

歯科衛生士さんより『虫歯の話や歯みがきの大切なこと』についてお話を頂きました。

虫歯はどうしてできるの?】・・・口の中の虫歯菌が、糖を分解して酸を作り、この酸が歯の表面を溶かしてしまいます。これが虫歯の始まりです。生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ、歯が生えていませんし、虫歯菌もいません。でも、歯が生えて甘いものを食べるようになり、虫歯菌が住みつくようになると、虫歯ができる条件が揃います。虫歯菌は口移しで食べ物を与えることなどによって、周りの人からうつるので注意が必要です。

唾液は歯を守る強い味方】・・・唾液には、解けた歯の表面を修復する働きがあります。これを再石灰化といいます。また、唾液は食べかすを洗い流したり、酸を中和する働きがあります。唾液の分泌量を増やすためにも、よくかんで食べる食生活を心掛けましょう。

仕上げ磨きをしてあげましょう】・・・歯ブラシを持てるようになっても、上手に磨けるようになるのは小学校中学年くらいです。それまでは大人が仕上げ磨きをしてあげることが大切。また、「6歳臼歯」は、5歳半~7歳ぐらいで乳歯の奥歯の後ろに生えてくる永久歯です。生えたては特に磨きにくく、虫歯になりやすいので気をつけて磨いてあげましょう。














【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●普段の悩みを相談できて、本当に有意義で助かりました。手形を形に残る作品に作って頂いてありがたいです。

●手形アートは、子どもの成長の記録になるので、とてもうれしいです。2色のインクで手形も足形もとってもらって(なかなか家ではできないので)良い記念になりました。歯磨きを家でスムーズにできるように、より工夫していこうと思います。

●手形アートで娘の手形がとれてよかった(かわいかった!)。歯について知らないことが多くて学べてよかった。保健師さんと会えるのがよかったです。不安が少し減りました。

●歯のお話が聞けてよかったです。離乳食のあげ方も確認しながらあげたいと思います。かわいい手・足アートもありがとうございました。

●現在9カ月ですが、生まれてすぐの手足形しか記念に残っていないので、大きくなった姿をかわいいアートとして残せて嬉しかったです。歯磨きの仕方を工夫して楽しく親子で、頑張ります。ありがとうございました。

●子どもが生まれて、初めて参加しドキドキしていましたが、とても楽しく参加することができ、今後も参加していきたいと思いました。ありがとうございました。

●今日はとても楽しかったです。親子共々、貴重な経験ができました。ありがとうございました。

●手形・足形を家でとろうとすると大変なので、講座で体験できてよかったです。その日、その時の記念になり嬉しかったです。歯磨きも自分でやりたがるので、事故のないように気を付けて取り組んでいきたいと改めて思いました。