2026年6月23日火曜日

今年度最初の『歴史講座』を開催しました‼

6月20日(土)10時より、当館講堂にて「歴史講座」を開催しました。今回の講師は、福岡大学人文学部・古澤義久先生で、テーマは『朝鮮民主主義人民共和国における邪馬台国論』です。

『邪馬台国』の所在地を巡っては幾多の論争があり、わが国では「国民的関心事」と呼んでも差し支えないほどです。そこで今回は、わが国では殆ど知られていないのですが、「朝鮮民主主義人民共和国」でも「邪馬台国」が論じられておりまして、特に1960年代から一貫して「邪馬台国九州説」が主張され、その中で「筑後山門説」が唱えられた事も有ったとのこと。更には、日本国内の論争に影響を与えたのか、否かについても触れて頂きました。

『北朝鮮』の「邪馬台国論」を読み解くうえで、金錫享の『分国論』が重要とのことで、今回は ①邪馬台国筑後山門説の概要 ②金錫享の「分国論」の概要 ③「北朝鮮」の邪馬台国論の特質についてお話をして頂きました。

【邪馬台国筑後山門説の概要】この説は、江戸時代の新井白石『外国之事調書』で述べたことに始まります。筑後山門説の根拠としては、「高良山と女山(じょやま)の神籠石」とした学者さんがいたり、この「女山神籠石」を魏志の中の「城柵厳設(じょうさくげんせつ)」とみえる「邪馬台国の城」と主張する学者さんがいたり、「女山神籠石」について、「女山はもと女王山と称したが後世の人が憚(はばか)って女山に改めたとして、卑弥呼の居城』とする学者さんがいたりして、「女山神籠石」が卑弥呼の居城として有力な候補地とも言われたそうです。一方で、「女山は城山(じょうやま)が由来で、女王山ではない」との反論があったり、「神籠石」について、武雄市おつぼ山神籠石と山口県大和町石城山神籠石の発掘調査で、7世紀中ごろの築造年代を推定し、「邪馬台国の時代ではない」との説も。「女山と女王を結びつけることは全くの付会(こじつけの意)に過ぎないし、何よりも神籠石の築造方法を弥生時代の他の遺構と比べるとき格段の差があることから、神籠石を弥生時代や邪馬台国に結び付ける考え方は全く成立しない」との厳しい批判があり、近年「邪馬台国と神籠石を結びつけるのはやめよう」との提言もあり、みやま市一帯が考古学的にも「弥生時代には瀬高町を中心に国が存在したのは間違いないが、邪馬台国であるとは言えない」と。

【金錫享(キムソッキョン)の『分国論』】1963年1月に刊行された「歴史科学」に掲載された『三韓三国の日本列島内分国について(日本語訳)』という論文で示されたもの。内容は大きく二つに分かれます。ひとつは『4~5世紀に倭が朝鮮半島南部を経営したという事は認められない』という事と、『「分国論」と呼ばれる通り、朝鮮半島からの移住民(渡来人)が。日本列島の各地に、朝鮮半島本国に対する分国と呼べる小国をつくり、日本列島の国家形成に主体的に関わった』というものです。

「任那日本府説」の根拠の一つである「神功皇后三韓征伐説話」については、神功皇后の存在自体が捏造で、また、根拠の一つ「広開土王陵碑の碑文」については、広開土王の治世21年間の一時期のものに過ぎないと主張。そして、「倭の五王」のうち「斉」に「安藤将軍」と称させたことや、「武」に「・・・安藤将軍倭王」を授与したことから、日本が朝鮮半島中南部以南の地域を支配していたとみる日本の見解を批判。「6世紀頃までは、日本はバラバラで統一国家ではない。(日本が経営したとされる)朝鮮の各地の国々は、実は朝鮮からの渡来人が日本に作った植民地」という説を唱えるもの。

この「分国論」に対する日本学会の反応についてですが、「金錫享の説」は突飛なものだったので、驚きや戸惑いをもって迎えられ、 否定的な意見が席巻しました。日本学会は、1945年の敗戦によって、「皇国史観」から脱することになりましたが、戦後にあっても「古事記」「日本書紀」の記載や広開土王陵碑から「古代日本が4世紀末には朝鮮半島南部を支配、経営、勢力下においた」などとする見解が見られました。これに対しては、在日朝鮮人学者・朴慶植は「日本書紀の記述を過大評価した結果である、倭による朝鮮半島南部支配は歴史的事実として認めがたい」と主張。「分国論」の根拠として、本国に対して分国とも呼べる小国の存在を証する遺跡として、朝鮮式山城があり、高良山・女山・鹿毛馬・御所谷・雷山・石城山などとされる。この「分国論」が正しいかどうかとは別に、日本の古代史研究に少なからず影響を与えたことも事実です。「分国論」の一つの柱である「4~5世紀に倭が朝鮮半島南部を経営したということは虚構である」ということは、それまで当然と考えてきた「任那日本府説」を否定する契機となりました。また、二つ目の柱である「日本列島の各地に分国をつくった」ということは、そのまま認める研究者は殆どいなかったが、しかしながら、こちらも従来の「帰化人」という捉え方から「渡来人」という捉え方に変化したことに繋がりました。

「北朝鮮」では「邪馬台国の所在地」については、一貫して「北部九州説」を採用しています。その理由は、朝鮮半島南部に倭が進出したとされる4~5世紀においても、統一的な政治勢力が存在しなかった日本列島にあっては、当然前段階の弥生時代終末期に広域にわたる統治体は存在しえなかったことに求められると。そうした意味では「北朝鮮」における「邪馬台国論」とは「任那日本府」説否定と常に表裏一体であったといえ、金錫享の「分国論」に根ざした立論といえる。また、他方、「邪馬台国畿内大和説」が「任那日本府説」に容易に繋がるであろうことが指摘されてもいます。とはいえ、これらの多々の主張をもって「邪馬台国の所在地」が特定されるものではありません。前述したように、「北朝鮮」における研究が、日本学会の研究に一定の影響を与えたことは間違いないようです。





【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●北朝鮮でも邪馬台国が論じられたことを知り、とても興味深く話を聞くことができました。2時間があっという間に感じました。帰ってからじっくり資料に目を通します。

●邪馬台国論を改めて考える機会を得ました。(色々な学説を学びました)

●北朝鮮の古代史の見方を初めて知りました。興味ある考え方です。地形的に見て、北部九州の国が大陸や朝鮮半島に近く、交易できたと思います。

●生きて動いている歴史論争の生々しい解説は、わくわくする楽しさでした。古澤先生の話は何度聞いても面白いです。

●今日の話題は面白かったです。卑弥呼・邪馬台国・古代史を学ぶ人のロマンです。色々な地理・地名、知った名前が出てきて面白かったです。つい引き込まれました。

●非常にわかりやすく話して頂き楽しく聞くことができました。今後も引き続き開催してほしいです。

●邪馬台国について興味のあるお話をありがとうございました。北朝鮮の学者がこういう風に考えているのは驚きです。近くの国、小説の話も面白かったです。

●歴史講座、いつも楽しみにしております。ありがとうございます。熊野三山・伊勢神宮・神倉神社・阿須賀神社 近畿地域との九州、韓国(古代・中世)とのつながり、また、鉄を通しての日本の歴史的な流れなど、本日の話でも紀元前後の境目あたり以前は、日本国が小国としてバラバラに存在していたのでは?の見解も面白かったです。

●北朝鮮の学者が邪馬台国を深く研究されていることに感心しました。とても興味深いお話施した。日本の学生ももっと歴史に関心を持ってもらいたいと思いました。

第2回『乳幼児講座』を開催しました~ベビー手形アート&歯みがき講座~

今年度2回目の「乳幼児講座」を、6月19日(金)10時より当館講堂にて開催しました。今回は、『ベビー手形アート&歯みがき講座』と銘打ちまして、「ママさんとお子様」にも協力をお願いしまして、台紙に足形と手形を押したりして作品つくりに取りくみ、また、校区担当の保健師さんや歯科衛生士さんのお話をして頂き、参加者の皆さんは乳児の健康等について学ぶことができました。

「ベビー手形アート」では、乳児のお子様の手形・足形を作る際は、お子様によってはなかなか大変で、スタッフ3人がかりでやっと出来たり、泣き叫ぶやら・・・。そんな悪戦苦闘のなか、それぞれの作品が完成し、記念にご自宅に持って帰って頂きました。

「座学」の部では、初めに、校区担当の保健師・筒井さんより『知っておきたい子どもの熱中症』というテーマで、お話をして頂きました。『熱中症は、真夏の炎天下だけではなく、梅雨の時期や室内、夜間でも発生しています。特に乳幼児は体温調節機能が未熟なため、脱水症状を起こしやすく、熱中症のリスクも高くなります。保護者が子どもの様子をよく観察し、水分補給や対策をすれば予防できます』。熱中症を疑う症状と重症度については、3段階に分かれるそうです。

【重症度Ⅰ】…ふらふらする・元気がなくなり、ぼんやりする・止まらない大量の汗・やたらと飲みたがる・筋肉の痛みや硬直がある ➡ 直ちに応急処置を。症状がおさまらない時は、すぐに医療機関へ‼

【重症度Ⅱ】…ぐったりして泣き声に力がない・吐き気、嘔吐・体を触ると熱い・顔色が悪い・自力で飲めない・おしっこが出ない ➡ 応急処置をしてすぐに医療機関へ‼

重症度Ⅲ】反応がおかしい・全身の痙攣・皮膚が真っ赤で高い体温・汗を全くかかない・まっすぐに歩けない・立てない ➡ 至急119番通報で救急隊の要請を‼

また、「熱中症の応急措置」とは、『涼しい環境で休ませる、足を高くするのも効果的とか』『服を脱がせ裸にし、濡れタオルなどをかけて風を送り、冷やす』『冷たい水や塩分を補給する』などです。太い血管のある首筋や脇の下、脚のつけ根などに保冷剤や濡れタオルをあて、うちわや扇風機で風を送って体を冷やすことも効果的とのこと。

歯科衛生士さんより『虫歯の話や歯みがきの大切なこと』についてお話を頂きました。

虫歯はどうしてできるの?】・・・口の中の虫歯菌が、糖を分解して酸を作り、この酸が歯の表面を溶かしてしまいます。これが虫歯の始まりです。生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ、歯が生えていませんし、虫歯菌もいません。でも、歯が生えて甘いものを食べるようになり、虫歯菌が住みつくようになると、虫歯ができる条件が揃います。虫歯菌は口移しで食べ物を与えることなどによって、周りの人からうつるので注意が必要です。

唾液は歯を守る強い味方】・・・唾液には、解けた歯の表面を修復する働きがあります。これを再石灰化といいます。また、唾液は食べかすを洗い流したり、酸を中和する働きがあります。唾液の分泌量を増やすためにも、よくかんで食べる食生活を心掛けましょう。

仕上げ磨きをしてあげましょう】・・・歯ブラシを持てるようになっても、上手に磨けるようになるのは小学校中学年くらいです。それまでは大人が仕上げ磨きをしてあげることが大切。また、「6歳臼歯」は、5歳半~7歳ぐらいで乳歯の奥歯の後ろに生えてくる永久歯です。生えたては特に磨きにくく、虫歯になりやすいので気をつけて磨いてあげましょう。














【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●普段の悩みを相談できて、本当に有意義で助かりました。手形を形に残る作品に作って頂いてありがたいです。

●手形アートは、子どもの成長の記録になるので、とてもうれしいです。2色のインクで手形も足形もとってもらって(なかなか家ではできないので)良い記念になりました。歯磨きを家でスムーズにできるように、より工夫していこうと思います。

●手形アートで娘の手形がとれてよかった(かわいかった!)。歯について知らないことが多くて学べてよかった。保健師さんと会えるのがよかったです。不安が少し減りました。

●歯のお話が聞けてよかったです。離乳食のあげ方も確認しながらあげたいと思います。かわいい手・足アートもありがとうございました。

●現在9カ月ですが、生まれてすぐの手足形しか記念に残っていないので、大きくなった姿をかわいいアートとして残せて嬉しかったです。歯磨きの仕方を工夫して楽しく親子で、頑張ります。ありがとうございました。

●子どもが生まれて、初めて参加しドキドキしていましたが、とても楽しく参加することができ、今後も参加していきたいと思いました。ありがとうございました。

●今日はとても楽しかったです。親子共々、貴重な経験ができました。ありがとうございました。

●手形・足形を家でとろうとすると大変なので、講座で体験できてよかったです。その日、その時の記念になり嬉しかったです。歯磨きも自分でやりたがるので、事故のないように気を付けて取り組んでいきたいと改めて思いました。

2026年6月15日月曜日

『柏原公民館主催講座』の当面の開催予定のお知らせ‼

 福岡での「梅雨入り宣言」も発出されましたが、いきなり「梅雨の中休み」の様相。昨今の気象の突然の変化を、日本国内各地で多くの人たちが経験していますので、「油断大敵」ですね!

さて、今年度の当館主催講座寺子屋かしはら・乳幼児講座・歴史講座・こども講座・大人の課外授業・人権講座・知って得する元気塾)の開催予定の企画や日程調整に努めているところですが、大半については確定しておりますが、なお引き続き検討している講座もあります。毎月発行の『公民館だより』や、公民館事務室前に案内チラシ等でお知らせしますので、どなたでも参加出来ますのでお立ち寄りください。また、講座等に関してのお問合せにつきましても、公民館スタッフが常駐している時間(9時~17時)にお受けしておりますので、ご遠慮なく‼因みに柏原公民館の電話は『565-8978』です。

【当面の主催講座のご案内】

● 『乳幼児講座』6月19日(金)10時より~ベビー手形アート&歯みがき講座~

 歯科衛生士さんをお呼びしています。【事前の申し込みが必要です】

●『歴史講座』6月20日(土)10時より 福大考古学研究室の古澤義久先生による『「朝鮮民主主義共和国」における邪馬台国論』のお話。また、学生さんによる『装飾古墳』についての発表もあります。どなたでも参加できます。

『寺子屋かしはら・バスハイク』6月30日(火)➡予約の受付は終了して、キャンセル待ちのみ受け付けております。 目的地は『山口県下関市長府』と『門司港レトロ』。

『寺子屋かしはら』7月2日(木)10時より ~福岡の温暖化『今、何が起きとうと?』~講師に、「元TNC気象キャスター・手嶋準一」さんを招いて、「お天気」のお話をして頂きます。


※もうすぐ、小学生は夏休み(7月22日~8月26日)‼小学生を対象に、『子ども講座』を夏休み期間に計画しています。7月上旬には、案内チラシを柏原小学校にお届けします。


2026年6月9日火曜日

大人の課外授業『スマホ講座』を開催しました‼

 6月9日(火)10時より、当館講堂にて「スマホ講座」を開催しました。今回のテーマは『LINE』です。講師は、「(株)サンコミュニケーションズ」のツネフジさん、タナカさん、テラヤマさんの3名の方で、丁寧にお話をされ、また、参加者の皆様の質問にもお一人お一人、やさしく対応をして頂きました。

昨今、「LINE」の利用は、利用者の数も相当数に上り、「日常的」に活用されています。とはいえ、高齢者の方の中には、その活用について熟知されている方も少なくないですが、一方で「利用したいがどうすれば」と思われている方々も少なくありません。そこで、今回の「教室」では、初級編として開催しました。

今回の「お話し」の柱として、『1.LINEとは』『2.友だちを追加してみよう』『3.トークをしてみよう』『4.トークの便利機能を使ってみよう』『5.LINE通話をしてみよう』の五つを設定して頂き、項目ごとに分かりやすく説明をして頂きました。参加者の皆さんは、時間のたつのも忘れて、熱心に説明に耳を傾け、そして実際にスマホの操作に取りくまれました。

講座の最後には、「福岡市の防災アプリ」の説明をして頂き、各自ダウンロードに挑戦しました。これは、災害時に最寄りの開設避難所を一覧、地図で表示するほか、避難所内で情報共有ができる「スマートフォンアプリで、避難所や物資支援に関する情報の取得など、福岡市と『ツナガル』アプリです






【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●ありがとうございました。ますますラインが楽しみになりました。

●今まで携帯を全然使い切れてなかった。今後は、大分、楽しく利用できると思います。参考になりました。

●初めて伺いました。周りの皆様が色々ご存じでびっくりしました。私も遅ればせながらがんばります。

●はじめての講座でしたが、とてもわかりやすくて、なんとなくわかりました。もっと使用したらわかってくると思います。ありがとうございました。

●大変参考になりました。特に友達追加は良く解りました。有難うございました。

●だいぶん使い方の理解ができたと思います。後はいろいろやってみるだけ?かな?本日はありがとうございました。

●ラインの入力方法がわからなかったので良かったです。又、教室をお願いします。

●ラインは使っているが、詳しいことがわからなかったので良かった。


【企画して欲しい講座(要望)】

◯Wi-Fiについての説明をお願いします。

◯AIの基礎を教えて欲しい。

◯今回の講座の2回目を要望します。

◯これまでドコモしか利用していませんが、他社利用も検討してみたいと考えているので、それぞれの会社のメリットなどとの比較を知りたい。


2026年5月25日月曜日

『寺子屋かしはら』の開講式は『大人の体力測定会』‼

 今年度の「寺子屋かしはら」開講式を、5月22日(金)10時より当館講堂にて開催しました。例年、開講式では演芸(コンサート、落語、和楽器演奏等)を中心に講座開設をしておりましたが、今回は、昨年好評でした「体力測定会」の第2弾として、福岡整形外科病院のスタッフの皆さんや明治安田生命の皆さんのご協力で開催しました。また、校区担当の保健師さんによる「血圧測定」もあり、40人を超える参加者で盛り上がりました。

明治安田生命のスタッフには、血管年齢・体の糖化(こげつき)のチェックを、福岡整形外科のスタッフには、ロコモ度テストのために「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」の実施後、「ロコモ度の判定基準」「効果を高めるトレーニング5原則」「なぜストレッチが重要か?」について、丁寧にお話をして頂きました。

また、参加者全員で、実際に「ストレッチ」「スクワット」「片脚立ち」の運動を行い、正しい運動の仕方を教えて頂きました。













終了後、今後の予定として『知って得する元気塾』を開催する事のお知らせをしました。日程については『11月5日(木)~栄養指導師さんによるレシピ~』『12月3日(木)~福祉用具について~』『3月5日(金)~AIボウリング~』を予定しています。

また、毎年恒例の『寺子屋バスハイク』の案内をしました。今回は『下関・長府の散策』と『門司港レトロ』を計画しています。期日は、6月30日(火)です。募集締め切りは5月28日(木)とします。

【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●血管年齢チェックができて良かったです。

●健康度が分かり、生活態度の見直しを感じました。

●運動機能テストは思ったよりできなかったです。前回の指導の体操は毎日やっています。もっと頑張ります。

●大変良い企画でした。とても参考になりました。

●次回も同じ内容でしたら是非参加したいです。

●70歳過ぎると、今までと違う自分の体と日々感じています。専門家の話は参考になりました。

●思っていたより血圧が高めだったので、食事を改善したいと思います。

●初めて講座に参加しました。体力維持に努めたいです。

2026年5月15日金曜日

アジア映画『10月になれば』の上映会開催‼


 5月15日(金)10時30分より、「大人の課外授業」の本年度最初の講座として、当館講堂にて「アジア映画」の上映会を開催しました。今回は、ベトナム映画界を代表する「ダン・ニヤット・ミン」監督の代表作の一本で、題名は『10月になれば』です。ちなみに、今回の上映も「福岡市総合図書館」のご協力で実現しました。担当は、三浦隆さんでした。

長い間、戦地から戻らない夫の訃報を知った妻が、息子の帰りを心待ちにしていた義父を悲しませたくない一心で、生きているかのように見せかけるというストーリーです。「10月」は実りの時で、今は苦しくともきっと実りの時が来るという意味が、今回のテーマに込められています。



【あらすじ】

ベトナムのある村。ズエンの恋人は軍から召集されて戦場に行くことになり、二人はすぐに結婚する。長く戦地から戻らない夫を、戦地に訪問したズエンは、そこで夫の訃報を知る。しかしズエンと同居している義父は、息子が帰ってくる日を心待ちしていた。

 彼女は義父を悲しませたくないために、偶然夫の戦死を知った小学校の先生・カーンに頼んで、夫からの手紙を書いてもらい、夫が生きているように見せかけるのであった。カーンは偽の手紙を書くことに罪悪感を感じるのだが、彼はズエンが好きで断れなかった。それでも真実を伝えるように彼女を説得しようと手紙を書くのだが、それが見つかって、ズエンとの仲を怪しまれてしまう。カーンは村人の間に噂が立って、ズエンに迷惑がかかるのを恐れ、だまって姿を消すのだった。

 ズエン、カーン、そしてズエンの義父と三人の登場人物がおりなす心優しい、情緒豊かな作品。この映画を象徴する場面として、夕方の広場で様々な軍服を着た男が行きかう場面がある。この日は日本のお盆のような日で、死んだ人間が帰ってくる日なのである。ベトナムはフランス、アメリカ、中国などと戦争が続いたため、時代により歩いている人の軍服が違っている。そして最後にズエンの夫の幽霊がたたずんでいる。ベトナムの苦難の時代が凝縮された名シーンであり、深い悲しみが心にしみる。本作の題名には、10月は実りの時であり、今は苦しくてもきっと実りの時が来るという意味が込められているのです。(当映画の紹介文より)

【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】

●夫婦愛と人間愛を強く感じる、とても良い映画でした。

●ベトナムの映画を初めてみました。悲しくも感動的な映画で、心に残る素晴らしい映画でした。

●義父が病気で本当の事を言えない優しさや苦しんで手紙を書いてもらう辛さに心が打たれました。

●良い映画でした。戦死した夫の事を義父に告げず、けなげに生きる姿が切なく感じました。ベトナムの風景も良かったです。

●世の中、戦争をしている中、人を失う悲しみが改めて分かりました。

●人々の人生を壊す戦争は絶対にいけないと思いました。

●コーヒーとお菓子を食べながら映画が見られて良かったです。ありがとうございました。


今年度第1回『乳幼児講座』を開催しました‼

5月14日(木)10時30分より、今年度最初の「乳幼児講座」を当館講堂にて開催しました。今回のテーマは『乳幼児の事故や病気の応急手当』。講師は福岡市消防局・市民防災センターの熊丸さん、田 中さんです。また、講座の前には、当館スタッフの太田さんより「ハンドケア」の指導もして頂きました。

「福岡市の救急概況」・・・令和6年の救急件数は100,181件。令和7年は99,051件。救急車要請の着信から目的地の玄関に救急隊到着までの所要時間は『8分12秒』とのこと。集合住宅では、玄関から当該宅までの所要時間がプラスになるとか。そこで、重要になる事は「119番通報の要領」のなかで、最初に「状況」を伝えるのではなく、『住所』をを伝えるということ。何故なら、住所を知らせると同時に救急車が出動できるからです。また、正確な住所が伝えられない時は、屋外の目標物(駅名、コンビニ店名、電柱番号等)を知らせることも大切とのこと。

「窒息の対処法」・・・先ずは「咳」を促すことが大切です。「背部叩打法」(肩甲骨と肩甲骨の間をすばやく手のひらの根元で叩き、異物を除去する方法)と「胸部突き上げ法」(みぞおちとへその中間部分を上内側方向に圧迫し、異物を除去する方法)があります。この際、「小児」とは「およそ1歳以上16歳未満」、「乳児」とは「12カ月まで」とのことです。

「心肺蘇生法」・・・人工呼吸と胸骨圧迫を子どもや赤ちゃんに。圧迫の強さは、「胸の厚さの約3分の1」くぼむまで押し、速さは「一分間に100~120回」。なお、胸骨圧迫:人工呼吸の回数比は「30:2」が基本。

以上の講座を受けた後、参加者の皆さんは、講師の指導で実際に胸骨圧迫の実演や「AED」の使用に挑みました。






【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●とても詳しく応急処置の仕方を教えてもらえたので良かったです。家族にも伝えたいと思いました。また、別の講座も受講したいと思います。ありがとうございました。ハンドマッサージも気持ち良かったです。

●実践込みでとても記憶に残りやすい講座でした。少し自信が付きました。

●AEDに小児用モード、大人用モードがある事を知らなかったので大変勉強になりました。小さい子は中指、薬指で押すのを忘れません。参加して良かったです。