2017年8月7日月曜日

8月の歴史講座 報告!!

8月4日(金)
前半の発表者は福岡大学大学院博士課程の西幸子さん
テーマは『南区大平寺 源蔵池採集鉄滓について~大平寺遺跡群源蔵池地点の調査~』
西さんは今年3月、韓国釜山大学への留学から帰国して、春の発掘測量調査にも駆けつけてくれました。
「皆さんに久々にお会いできて、うれしいです。」と笑顔で登場です。
桃﨑教授と源蔵池で鉄滓を発見した時の状況や、日本でも最古級の製鉄所の可能性についてなど、お話していただきました。

後半は、太田先生による発表で、
テーマは『古墳時代の須恵器生産~福岡市南区中島窯跡群を中心に~』
中島窯跡は柏原1丁目のやまもも会館の裏にありますが、九州での古墳時代後期(6世紀)の須恵器生産を探るうえで大変重要な遺跡です。
2012~2013年の福岡大学考古学研究室の測量調査中に再発見されて、注目されている遺跡だそうです。

「皆さんお久しぶりです!お元気ですか?」と西さん

大平寺の源蔵池で採取した鉄滓。
磁石を近づけてみます。


柏原で出土した須恵器の破片も持ってきてくれました。