新型コロナウイルスの影響で中止事業が相次ぎ、新年度になって初めての公民館主催事業です。
講師は福岡大学人文学部歴史学科の桃﨑祐輔教授。
テーマは「柏原古墳群の出土品からみた国際関係」です。
同じ形だけど違う材質の食器や小物がいくつも出土するのはなぜなのか?
中国からの使者を失礼のないようにおもてなしするために、階級別に準備されたものだとか・・・
また柏原の中島窯跡でも出土している須恵器。
その須恵器が「食物の貯蔵の目的だけでなく、須恵器で造った酒を、疫病などの予防をするための消毒として使用した目的もあったようだ」というお話。
おもてなしの心や、疫病の流行など、昔も今も変わらないんですね。
今と同じで疫病と闘う人々の姿に思いを馳せました。
5月が中止になったため、歴史講座開講のご挨拶をする西田先生 |
桃﨑教授 久々の桃﨑先生のお話を皆さん楽しそうに身を乗り出すように聞かれていました。 桃崎節が炸裂! |
席はソーシャルディスタンスをとっています。 |
「福岡藩の火薬製造と片江・柏原」
福岡大学考古学研究室の太田智先生(元)と西田尚史先生が中心になって編集されました。
公民館講座でも、このことについて研究発表や現地調査などが行われました。
ご興味があるかたには差し上げますので公民館まで取りにいらしてください。
<次回の予告>
7月18日(土)10:00~12:00
「縄文・弥生時代の日韓交流」
講師:古澤義久教授(福岡大学人文学部歴史学科)