11月6日(木)10時より、当館講堂にて、標記「寺子屋かしはら」の講座を開催しました。今回は、『いつまでも元気でいるために』をテーマに、「健康づくり・睡眠』について校区担当保健師・筒井さんより、「介護保険申請等のしくみ」について、第7いきいきセンター・中村さんより、そして「介護サービスの実際」について柏原校区近隣に所在の『わくわく隊』の「オータカケアプランセンター」「セントケア看護小規模福岡」「森の家」「特別養護老人ホーム・ライフケア柏原」の職員さんより説明して頂きました。
最初に「シニアの睡眠習慣」のお話。睡眠は心と体の健康づくりに欠かせません。シニア世代には「昼夜のメリハリ」と「長過ぎない床上時間(寝床で過ごす時間)が、良い睡眠のカギ。要は「寝床にいる時間=実際に寝る時間」となるように、とのこと。また、8時間以上の睡眠はリスクを伴うそうです。
睡眠環境づくりでは、できるだけ寝室の照明は暗くし、寝室にスマホやタブレットを持ち込まないこと。スマホ画面などの青白い光には、覚醒作用があるそうです。また、昼寝は15分が目安だそうです。
『介護サービスを利用するには?』 要介護・要支援の判定が必要です。申請は、「福岡市要介護認定事務センター(郵送受付)」または各区福祉・介護保険課に隣接する「福岡市要介護認定事務センター支部」またはオンライン(「マイナポータル」サイト)で認定の申請を。およそ2週間後に 専門の認定調査員が、日程調整して訪問調査をします。その際、50~70問の質問があります。主治医(かかりつけ医)に心身の状況について意見書を作成してもらいます。
この二つの書類が揃えば、「福岡市介護認定審査会」で介護の必要性や要介護度の審査・判定を行います。その後、結果が郵送されます。「要支援1・2」と認定された人は『指定介護予防支援事業者(地元中学校区のいきいきセンター)に依頼し、ケアマネージャー(介護支援専門員)が「介護予防ケアプラン(介護予防サービス計画)」を、また「要介護1~5」と認定された人は、『居宅介護支援事業者』に依頼し、ケアマネージャーが「ケアプラン(居宅サービス計画)」を作成します。そして、それぞれ「いきいきセンター」や「居宅介護支援事業所」が決まったら、区の福祉・介護保険課へ「居宅(介護予防)サービス計画作成依頼届出書」を提出して手続きは終了です。このあと、介護保険のサービスが開始されます。利用者の負担は、所得等に応じて「1割・2割または3割」です。
最後は「介護サービス」の実際を、上記4介護事業者に詳しく説明をして頂きました。その際、「わくわく隊」代表の「森の家・社長」の田中史王さんに進行をして頂き、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】
●柏原校区に、介護施設がたくさんあることを初めて知りました。いざという時に心強いです。
●各事業所の内容がわかり、今後の自分の状況に活かしたいと思います。
●介護保険については、いろんな情報や知識を習得しようと思っていますが、大変難しいです。初歩からわかる講座を公民館で開いて頂くと嬉しいです。
●デイサービスでは楽しく、いろいろされていると思った。色んな施設を聞けてよくわかりました。何か問題がありましたら相談したいと思います。
●介護施設も色々有るのだと初めて知り、勉強になりました。昔のイメージしか持っていなかったです。
●最近眠れなくて悩んでいましたので、睡眠のお話はとても勉強になりました。介護の事は丁寧な説明で良く分かりました。レクリェーションの運動も楽しく学ばせて頂き参加して良かったです。
●現在まで健康に恵まれ、今回説明を受けた施設にお世話になる事も有りませんでした。しかしながら年齢的に今回の説明を受けて参考になりました。資料を大切に保管し、今後の助けにしていきます。