2025年12月10日水曜日

『ユマニチュード』講座を開催しました‼

 12月5日(金)10時30分より、当館講堂にて、「ユマニチュード」講座を開催しました。「ユマニチュード」とは、介護を通して人と人との絆を深める、フランスで生まれたケアの技法の事です。この技法は、「人生において大切なことは何かを考える哲学」と、その実現の為に「あなたのことを大切に思っています」というメッセージを相手に理解できるように伝える「技術」との二つで構成されています。

「ユマニチュード」という名称は、「人間らしくある」という意味を持つフランス語の造語だそうです。「その人がその人らしくいること」を大切にすることを表しているとのこと。

福岡市は「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」の中心事業として、平成30年度より「ユマニチュード」に取り組んでいます。令和7年度までに講座を全校区で実施するとしています。今年度は、南区・城南区・早良区・西区の全公民館で開催することになっておりまして、その一環として、当館で開催するものです。

今回のプログラムは、「福岡市の状況」「認知症の家族を介護する」「記憶の仕組みと認知症を理解する」「ユマニチュードとは」「ユマニチュードの技術」「ユマニチュードを学び実践する家族の報告」という内容で、参加者の皆さんは、熱心に聞き入っていらっしゃいました。

この講座は、福岡市の事業で、運営を「福岡市ユマニチュード講座一斉実施事務局」に委託して実施されています。今回の講師は、「小規模多機能ホーム ひまわり大楠」・矢野美代子さんです。




【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】

●ユマニチュードが何かが良く分かった。身内にならできるけど、他人には難しいです。

●とても勉強になりました。まったく分からない認知症をどの様にしていいのかわからないので、今後活用したいと思います。ユマニチュードを広めたいと思いました。

●テレビでみて少し認識が有りましたが、今日は基本的な事が学べてとても良かったです。認知症の方だけの技法と思っていたので、実は違ってることに驚きました。日常生活に役立てたいと思いました。

●何となく知っていましたが、今日きちんと聞けて良かったです。認知症の家族がいるので日々の生活に取り入れたいと思います。

●最近急にユマニチュードという言葉を聞くようになって、調べてみても漠然としていて理解できませんでした。具体的に聞いて理解できました。家に高齢者がいるので実践したいです。

●知っているようで知らない事を教えてもらって良かったです。誰もが直面する問題ですから、今後の生活に活かしたいです。わかり易い講座でした。