2026年10月13日火曜日

くずし字で「お名前キーホルダー作り」(歴史講座)を開催しました‼

 10月10日(土)10時より、当館講堂におきまして、今年度の歴史講座第4回を開催しました。今回のテーマは「くずし字で、お名前キーホルダー作り」です。講師は、福岡大学大学院生・方山ことねさんと学生・政奈津季さんのお二人です。毎回、歴史講座のお世話して頂いております、助手・大重優花さんと学生さんも、お二人のフォローをしてくれました。

さて、「くずし字」とはなんでしょう?漢字や仮名を連続させたり、省略させたりしながら書いた手書きの文字の事をいいます。行書や草書など、崩して書いた文字はすべてくずし字で、ある程度決まったルール・崩し方のもとで書かれるものです。

「くずし字」が頻繁に使われた時代は、江戸時代。この時代、公文書・私文書・出版物まで幅広い範囲で使用されていたそうです。法令、契約書、日記、手紙、その他諸々ほぼすべてくずし字で書かれていたそうです。因みに、このころの寺子屋に学ぶ子ども達や市中の人も、この「くずし字」で読み書きしていたとのことで、寧ろ楷書を正確に書くことが苦手だったとも。「教科書」が「くずし字」で書かれていたためだそうです。この「くずし字」、主に「御家流(おいえりゅう)」という流派のくずし方が使われていたとのこと。ですから、江戸時代の古文書を読むためには、「くずし字の読解」が必須です。学生さんたちも、「くずし字の辞典」で学ぶことが大前提だとか!

また、「ひらがなのくずし字」についてですが、変体仮名も使用されていたため、同じひらがなのくずしが複数種類があって、例えば「あ」に対応する漢字は「安・阿・愛・亜・悪」となります。ひらがなのもとになった漢字が複数個ある事から、同じ音のひらがなでも複数の「くずし字」が存在するとのことです。

学生さんによる「座学」のあとは、いよいよ「お名前キーホルダー」作りの時間です。作り方は、①プラバン(プラスチックの薄い板)に「くずし字」のお手本を見て、好きな「くずし字」を書き、油性ペン等で好きな絵もかきます。②トースターで1分程度、アルミホイルの上で熱を加えます。③本等を重しにして、暫く冷まして出来上がり。

みなさん、格闘の末、思い思いの作品が出来上がりました。










【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●ワークショップはいつも楽しいです。

●キーホルダー作りが楽しかった。家でも作りたいです。

●古風なキーホルダーができて満足です。

●ひらがなの成り立ちを知れて、ひらがなに興味が持てました。文字の奥深さを知りました。キーホルダーも可愛くできました。

●崩し字について勉強になりました。今、古文を読んでいてひらがなで苦労しています。

●昔の人は崩し字が主と聞いて驚きました。キーホルダー作りも、学生さんが苦戦していて、ありがとうございました。良い経験になりました。