今年の夏休み「子ども講座」1回目 を、7月24日(木)10時より当館講堂にて開催しました。『南区温暖化防止ワークショップ』の一環で、南区役所生活環境課の古川さん・峯さん・宮腰さんより、「地球温暖化防止ワークショップ」を実施して頂き、「あかりの省エネと工作」のお話と指導を、パナソニック(株)エレクトリックワークス社の財木(ざいき)さんにして頂きました。
「地球温暖化防止ワークショップ」では、①地球温暖化はどうやっておきるの?②そしてどんなことがおこるの?③防止のために私たちに何ができる?をテーマに学びました。「温室効果ガス」とは、『大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体のこと』で、水蒸気・二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素・フロンなどが該当します。温暖化の原因になる温室効果ガスの4分の3は、二酸化炭素(CO₂)。昔は温室効果ガスを構成するCO₂は少なくて、太陽の「温室効果ガス」による問題はなかったとのことですが、その後、CO₂排出量の増大で、熱を宇宙に放出することが難しくなっているとのことでした。つまり「地球温暖化」の問題の出現です。
100年前の世界の気温と今を比較すると、「0.76度」上昇し、日本では、「1.35度」上昇しているとのことでした。地球温暖化が進むと、暑い日が増え、強い台風の発生や大雨、とりわけ短時間での雨などが頻発します。現在の日本の気象状況から、地球温暖化が進行していることを実感できます。
地球温暖化の進行を抑制するためには、特にCO₂排出を抑えていくことが必要になります。
第2部の「あかりの省エネと工作」では、個人でできる「省エネ」について学んだあと、沢山のパーツの材料を、ひとつひとつ丁寧な指導の下に組み立てて、素敵な「ランタン」を全員が作り上げることが出来ました。最後に、それぞれの作品を持って集合写真を撮りました。
およそ140年前にエジソンが、「白熱灯」を発明し、初めての家電品とされています。因みに、「あかり」とは人口の光、「照明」とは人が作った光を利用する技術とか。家庭での電気の消費が大きい「TOP4」は、エアコン・冷蔵庫・照明・テレビだそうです。使い方の工夫で「省エネ」に貢献できることも学びました。
【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】
●ランタンでスイッチの部分と持ち手の部分が重なってしまったけど、暗い場所で照らすと明るいととえも分かるし、デザインも良いし、すきまから見える光もとても面白いと思いました。ありがとうございます。(6年生)
●夏休みにこういうイベントに行くのは初めてで、いい体験ができて良かったです。ランタンを作るのはけっこう難しくて、穴に入れたりネジを調節したりで大変だったけど、友達と助け合いながら完成させる事ができて楽しかった。(6年生)
●講座はそこまで集中して聞いていませんでしたが、工作になると集中して聞いて作り、言われてない所まで考えてやりました。次は、バスツアーに来ます。また楽しくツアーに行けたらよいと思います。(6年生)
●たくさん勉強になったけど、まだあまり知らない事もあるから、個人でインターネットで調べようと思った。(5年生)
●家電をムダに使わないように気をつけようと思いました。ランプが成功してよかったです。(5年生)
●ランタンを作っていてボンドを付けるのが多すぎたり、少なすぎたりで難しかったり、中で長いネジの部品が落ちたりして大変だったけど楽しかったです。(4年生)
●楽しくランタンを作って完成して、みんなで記念撮影をして、わからないところは友達に聞いて、クイズも楽しくできました。また作る時は元気に行きたいです。(4年生)
●初めてランタンを作ったり、地球温暖化について学びを深める事ができたり、それについて対策することができて、行って良かったと思いました。(4年生)