2024年7月19日金曜日

大平寺古墳群&大平寺址のフィールドワークを終えて‼

7月13日(土)、 旧柏原公民館に集合して大平寺を巡りました。当日は、荒天が予想されましたが、なんと晴れ間が!およそ30名の方の参加で、子どもさんも5名参加してくれました。全行程を徒歩で、柏原5丁目を横切り、大平寺古墳群&大平寺址を巡り、旧柏原公民館に戻るコースで、お昼過ぎまでのフィールドワークを楽しみました。

大平寺緑地帯に7基の古墳があり、うち1号墳~3号墳は既に壊されていまして、場所の特定のみの説明の後、4~7号墳をまわりましたが、石室は壊されており現状は高さ3m前後の丘の上にすり鉢状の大きな窪地になっています。6号墳のみ石室が残っておりまして、円墳となっています。縦長の石室があり、これは近畿地方に多い形で、この6号墳は近畿とかかわりのある人の墓と考えられています。石室の入り口の天井の石に矢穴が3つあり、後の時代の人が石を持ち出そうとしていたことがわかるそうです。参加者全員が、グループごとに石室に中に入って『探検』をしました。






古墳群の見学の後、大平寺町会館で休憩、アイス・お茶等でのどの渇きをいやしました。次の目的地の大平寺観音堂周辺は、ここからは目とお鼻の先。この地は、大平寺東公園に隣接する国有地。十三仏や石箱の中に置かれた仏像・石がん仏、柏原公民館いこいの家入り口に拓本が掲示されている石板碑(いしいたび)等の遺物を説明を聞きながら見学、さらには大平寺観音堂を覗いてみました。なお、この大平寺観音堂及びその周辺や、6号墳の管理は、大平寺観音堂世話人会の皆さんが担っていまして、定期的に清掃活動や秋の祭礼を実施しています。