2024年8月23日金曜日

8月30日(金)10時~『チーズを知り チーズに親しむ』のご案内

寺子屋かしはら第4弾は、標記のテーマで、8月30日(金)10時より当館講堂にて開催します。皆さんは、チーズの歴史や製法そしてその種類について、どのくらいご存知でしょうか?身近な食品で、多くのご家庭でも常備されているものですが、改めて『チーズ』のことを皆さんと学びませんか?

講師は、明治の職員・川松 優さん。川松さんは、今夏のこども講座「チョコレート」(7月23日)の際の講師を務めていただきました。国産チーズの価値を知ってもらって、食生活にもっと取り入れていただくための手軽な食べ方などを紹介して頂きます。もちろん、試食もあります。お気軽にご参加してみませんか、お待ちしております。 

立体ビー玉迷路を作ろう‼


今年度の「夏休みこども講座」の最後は、標記のテーマで8月8日(木)に実施しました。講師は、ここ数年、毎年ご指導を頂いております光安巖さん。平面で迷路を作るのではなく、段ボールの箱の5面を使って、先ずは「スタート」と「ゴール」の位置を決め、迷路をつくり、それに沿って「壁」を貼り付けて完成させるというもの。

参加の子ども達に工作をしてもらうのですが、すべての作業を時間内に終わらせるのは極めて困難なため、事前に公民館スタッフで、業務の合間を見つけて、「段ボール箱5面に3㎝四方のマスを鉛筆で」「迷路の壁用に3㎝幅の段ボールを相当数準備」等、事前の作業のお手伝いをしましたが、それでも当日は、時間内に終えることができず、翌日の午前に再度、会場をお貸しして、やっと完成ということに。つまりは、それだけ高度な難易度の高いとりくみという事です。






【子どもたちの感想・一部抜粋】

「作るのに2日かかったけれど、わくわく楽しいめいろビー玉ボード遊びがつくれて、うれしいです(5年)」

「2日間にわたってやったけれど、けっきょくおわらずにくやしかったです。けれど、今までやってなかった体験だったので、とても楽しかったです(5年)」

「今まで迷路はつくったことはあるけど、立体迷路はつくったことはなかったから、よかった。中学生になってもできるようなイベントをしてほしい(6年)」

「2日間めいろのダンボールを作りました。しんせつなサポートをしてくれる人たちにかこまれてダンボールの使い方を教えてもらいました。2日間、ありがとうございました(4年)」


2024年8月8日木曜日

防災センターへ行こう‼

今年度『こども講座』の4回目は、8月2日(金)に体験学習を目的に「福岡市民防災センター」での体験です。18名の参加者と館長・主事他、5名のスタッフで、午前8時に公民館を出発しましたが、想定より早目に到着のため、運転手さんの好意で「百道浜」周辺ドライブを楽しみ、福岡タワーやドームなど街並みを見ることができました。

防災センター職員さんより、「防災」全般についてお話があり、あわせて館内の利用上の諸注意を受けました。体験時間は9時30分より10時50分で体験は4つ。一つ目は、「VR」のゴーグルを装着して、コンピューターによって創り出された仮想的な火災現場を、現実であるかのような疑似体験で実感しました。二つ目は、、火災での犠牲の原因のトップが「けむり」であることから、煙を吸わないよう、そして体を低くして避難する訓練です。ひとグループごとに、暗室で迷路のような部屋を通り抜けて、煙の体験をしました。

三つめは、全員による消火器の実演です。消火器は15秒程度しか機能しないそうで、しかも炎ではなく火元をめがけて照射する必要があり、炎が150㎝を超えていると避難を優先しなければならないことを学びました。最後に、地震の体験。地震の大きさは、震度は1~7までに分けられ、震度5と震度6は、それぞれ弱と強に分けられます。どんなに大きな地震でも震度7とのこと。参加者は、震度6弱、震度6強、震度7の体験をして「地震の怖さ」を実感していました。体験時間は80分でしたが、この日は「火災・地震」の模擬体験で充実したひとときでした。

 




【参加小学生の感想より・一部抜粋】

★お兄ちゃんといっしょにいけてよかったです。じしんのたいけんとかいろいろなたいけんをができてよかったです(2年

★ぼくはきょう、ぼうさいセンターにいって、じしん(しんど6きょう)とかのくんれんをして、おそろしさがわかりました(3年

★火災たいけんで、けむり(甘い)をすってしまって、とてもくやしかったけど次にまた来た時は、ぜったいわすれないようにしたいです。だけど、くらい中でも、すばやくでれたことがとてもうれしかったです(4年

★しょうかきは、ピンぬく・かまえる・おすをおぼえていると、しょうかきがつかえた(4年

★防災センターに行ってしょうかきのつかいかたをしったり、けむりからみをまもる方法をしれてよかったです(5年

★今日は防災センターで、火災のコワさをしって、こんどそなえようと思いました。バスでもはなせてたのしかったです(5年

★今日は防災センターへ行って、VR体験や、消火体験などいろいろなことをして、楽しかったです。そして体験でたくさんのことを学んだので、日常に生かしたいです(5年

★災害がおきてもれいせいにたいしょできるように、ひごろから災害がおきた時にそなえてじゅんびをしようとおもった(6年

★防災センターに行っていろいろなVRたいけんやじしんたいけんでいろいろなことを学びました。災害はこんなにもきけんだなって思いました(6年

『温暖化防止ワークショップ』と『ソーラートレイン』

今夏、「こども講座」第3弾は、7月30日(火)10時より、『地球環境を守るためできることを考えよう』というテーマで、当館講堂にて開催しました。前半は、南区役所生活環境課・古川係長さんより『地球温暖化とは?』『地球温暖化が進むとどうなる ?』そして『地球温暖化防止のため自分でできることは?』の3つの課題について、やさしくお話をしていただきました。途中にクイズが出され、回答はグループ討議を通じて、班ごとに示すというもので、各グループいずれも、熱心に意見を出し合っていました。クイズは4択でしたが、その中から、豆知識を一部紹介しますと・・・。

現在の平均気温と100年前と比較すると、世界では0.76度、日本では1.5度高くなっている

福岡市のこれまでの最高気温は、38.3度(2018)、最低気温は-8.2度(1920.2.5)

お湯のシャワーを1分間浴びると、テレビ300台分の電力消費に匹敵

後半は、パナソニック(株)の財木さんによる「自然エネルギーの活用」のお話。発電の種類には、火力(化石燃料)・原子力(ウラン)に比べて、水力発電・風力発電・太陽光発電の元は「再生可能エネルギー」で何度でも繰り返し使えるメリットがあります。地球温暖化防止には、温室効果ガスの76%を占める二酸化炭素の削減が大切。これまで通りに消費されれば、石油はあと54年、石炭は139年、天然ガスは54年、ウランは115年で枯渇するという試算。これらは、大量の二酸化炭素を排出しますが、その元となる資源も近い将来枯渇します。ですから、なによりも「再生可能エネルギー」による発電こそが、地球温暖化防止に大きな役割を果たすでしょう、と。

お話の後は、お待ちかねの「ソーラートレイン」。凡そ2m四方の電車と線路の模型を、太陽光パネルで動かして、1周のタイムを計ります。これからが、グループ対抗の勝負です。各グループごと5人ずつが、人力の発電機を一斉に回して、電車の一周のタイムを競うというもの。太陽光パネルが、どのチームより早く、自然エネルギーの持つ力を見せつけられたようです。