雪が舞う中、2月7日(金)10時より、標記の講座を開催しました。早く来館された方々に、血圧測定や「フレイルチェック」が実施されました。今回の講師は、「第7いきいきセンター」の職員、校区担当保健師、健康運動指導師士の方々、5名の皆さんです。今回の講座は、①いきいきセンターとは? ②介護認定について ③フレイル予防、そして各人への「フレイルチェック」実施の順で行われまして、合間に「健康運動指導士」による体操の指導に従って、全員で体操を行いました。
『いきいきセンター』とは、「地域包括支援センター」のことで、中学校区毎に設置されて、この柏原は「第7いきいきセンター」の皆さんが担当です。「いきいきセンター」は、高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で、その人らしく暮らし続けることができるように、健康や福祉、介護などに関する相談を受けたり、様々なアドバイスにより、高齢者の皆さんが自立した生活を持続できるよう応援する「場」です。
『介護認定』は、介護保険のサービスを利用するために必要です。では、そのサービス開始はいつになるのでしょう?。まずは、①申請です。認定申請書(市のホームページからダウンロード、または区の要介護認定事務センター窓口にあります)と介護保険被保険者証、身分証明書が必要です。およそ2週間後、②訪問調査で70項目ほどの質問があります。専門の認定調査員が、伺います(一次判定)。そして③かかりつけ医による、本人の心身の状況についての「意見書」作成を、市から依頼します。それをもとに④福岡市介護認定審査会で、介護の必要性や要介護度の審査・判定を行います。その後、⑤要介護・要支援・非該当の認定結果の通知。これら認定結果をもとに⑥ケアプランの作成。要支援1・2の場合は、「いきいきセンター」に依頼し、ケアマネージャーがプランの作成。要介護1~5の場合、居宅介護支援事業者に依頼し、ケアマネがプランを作成します。その後、指定介護予防支援事業者(いきいきセンター等)や居宅介護支援事業者が決まったら、お住いの区の福祉・介護保険課へ、「居宅(介護予防)サービス計画作成依頼届出書」を提出します。これらの手続きが終わって、⑦サービスの開始へ。作成したケアプランに基づいて、介護保険のサービスの利用の開始となりますが、利用者の負担は、原則、サービス費用の1割・2割または3割です。
『フレイル』とは?「加齢や病気によって心身の活力が低下し、要介護になりやすい状態」のことを言います。早めに気づいて、適切な対策を習慣化すれば、健康な状態に戻ることが出来るとのことです。そこで『フレイル予防』が大切になります。これには「3つの柱と+1」が必要です。それは、「栄養と口腔機能」「運動」「社会参加」これに加えて、「生活習慣病などの予防・重症化予防」です。そのためには、年に1度は健診を受けましょう!
【参加者のアンケート・・・一部抜粋】
●おおまか理解していましたが、更に理解でき良かったです。
●大変参考になりました。特に体操については、自分なりにやっていこうと思います。
●これからもフレイル防止の為に教わったトレーニングのやり方を自宅でトライしてみます。
●助かりました。いきいきセンターに行かねばとは思ってはいても、なかなか足が重く、こういう機会があって良かったです。
●いろいろ知らない事を教えていただき、助かりました。今後の行動に生かしていきたい。