8月21日(木)10時より、「コーヒーの発芽チャレンジ」と題して講座を開催しました。当初は、「子ども講座」の一環として募集しておりましたが、子ども達には、コーヒーが馴染めないようで、大人の参加も募りました。講師は、福岡「千香(ちか)」代表の西村博之さん。西村さんは、3年前から、小笹公民館でこの「発芽チャレンジ」の講座を主宰されているそうです。
「コーヒー豆」と巷間言われていますが、実は、『アカネ科の植物・コーヒーノキの果実の種」とのこと。そこで「種なら植えてみよう」ということでチャレンジスタート。おおまかに「3~4年で白い花が 咲き、4~5年で実が成る」とのことですが、果たして今回はいかがでしょうか?
さあ、体験のはじまりです。はじめに、収穫した果実を水に浸け、沈んだ重たい果実をつぶすと、皮から種が飛び出します。この種をもみ洗いして乾燥させたものが「パーチメント」。この黄色味を帯びた「パーチメント」の殻(むきやすい)をむいて、水を浸した脱脂綿の上に数日置き、次に適当な鉢に鹿沼土を入れて、パーチメントを1㎝程度沈めます。
最初の1~2か月は、見た目には何も変化はありません。この間、日光は不要で、水やりは続けます。土の中では、根がのびていきます。その後は、日光が必要で、1~2か月で「双葉」がでて、さらに1~2か月で「本葉」がでてきます。そして4~5年で「コーヒーが飲める」とか。コーヒーにとって「寒さ」は大敵です。室内で育てましょう。とはいえ、今回のとりくみは、今日・明日に成果が見られるというものではありません。5年程度の時間がかかるというものですから、参加者の皆さんは、果たして、成果を実感できるかな?今後、皆さんで育てながら、節目の「双葉・本葉」そして「コーヒーの実」が出来たら、柏原公民館に報告をお願いしました。
【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】
~小学生の感想より~
●コーヒーのことをひとつもしらなかったけど、花がさくのに3年から4年で、実は4年から5年いることにおどろいた。
●自分は植物のことは、全然興味なかったけど、少しコーヒーのことに興味を持って、約5年間大事に育てようと思いました。(自分はコーヒーが飲めないから、親が飲みます)
●今回学んだ子ども講座のコーヒー発芽チャレンジで、コーヒーの種はじゅくすと、色がどんどん変化することにびっくりしました。元々コーヒーの種は、茶色と思っていました。今回のことを家族に教えたいです。
~大人の感想より~
●コーヒーの栽培は難しいのではないかと思っていましたので、身近で体験できるのは感動です。これが発芽したらと思うと楽しもです。
●最初は失礼ながら、先の長い話だなと思っていましたが、実際に講座を聞き、種を植えてみたら、発芽が楽しみになってきました。白い花が咲くと初めて知りました。先日、アイスコーヒーをいただいた時に香りが立っていて驚きました。ボトルのコーヒーには香料が添加してあると聞いて、手軽さの裏のカラクリを知って、こちらも驚きました。今日はありがとうございました。