2025年4月1日火曜日

2025年度柏原公民館の活動が始まります‼

本日4月1日より、柏原公民館活動の2025年度が始まります。柏原校区自治協議会及び傘下の各部会、公民館サークルの皆さんをはじめ、公民館ご利用の皆さんの活動がより円滑に運営されますよう、最大限に支援をさせていただきます。

公民館利用者の皆さんからのご要望やご意見に、丁寧に耳を傾けながら公民館運営に努めてまります。今年度、公民館利用の皆様のお世話をさせて頂くスタッフを紹介します。

館長・新村雅彦(大平寺) 主事・新島美緒(柏6・7)

補助要員

【月~土・午前】村橋多佳子(柏1・2区)、荒木亜矢子(柏6・7)、浦田多恵子(柏4・5) 

【土・午後、日・祝日】今泉満男(大平寺)、三浦薫(柏4・5)、秀徳英介(デュオ)

本年度もよろしくお願いいたします。

柏原公民館スタッフ一同

2025年3月28日金曜日

児童館・あいくるがやってくる‼

今年度の『乳幼児講座』第3弾は『あいくるがやってくる』。

3月27日(木)10時半より、当館講堂にて開催しました。当初は、2月6日(木)を予定していましたが、「大雪警報」発出のため、今回に延期したものです。とはいえ、この日も開催直前から、春の嵐に見舞われまして、急遽欠席の方も。

「あいくる」の職員の方の指導で、お話あり、歌あり、楽器ありと、参加のママ・お子様は、「親子遊び」を楽しんでくれました。また、オカリナとピアノ演奏に合わせた「振付」も、皆さん楽しんでいました。終了後も、しばらくの間、ママ友同士や指導の職員さんとのお話が続いていました。

 





2025年3月25日火曜日

埴安神社で開花‼

例年になく、『寒い3月』でした。予想としては、今年の桜の開花は遅れるのではとのことでしたが、先週末からの初夏を思わせる陽気で、一気に「春」がやってきました。柏原公民館前の「埴安神社」でも、いよいよ開花しました。昨日は、2~3の花びらでしたが、今日は「咲いたなあ」と実感できるほどになりました。


近所には、「桧原桜」が有名ですが、わが「柏原校区」でも、埴安神社をはじめ柏原5丁目の樋井川よこの遊歩道、花畑園芸公園でも桜を楽しめます。いよいよ桜の季節が到来しました。柏原校区の皆さん、お出かけして桜を愛でてはいかがですか!
 

2025年3月11日火曜日

寺子屋閉講式『テレベルトグリーン コンサート』盛大に‼

今年度の「寺子屋かしはら」は、テレベルトグリーンの皆さんによるコンサートで幕を閉じました。2月25日(火)14時より、当館講堂にて開催しました。

100名を超える参加者で大盛り上がり。昨年度の最後も、テレベルトグリーンのコンサートでしたが、好評により今回もお願いしました。

このグループは、西南大学OBで結成され、リーダーの田中さんは、あの「チューリップ」の財津和夫さんらとかつて活動されていた方でもあります。ベースの宮島さんの軽妙な進行のなかで、演奏や歌を披露して頂き、楽しくもあり、懐かしさも感じられた2時間でした。

内容は、15曲を披露され、アンコール「翼をください」で閉じました。~Where have all the flowers gone ?~に始まる、世界的な反戦歌『花はどこへ行った』を皮切りに、『風』『なごり雪』『白いブランコ』『いい日旅立ち』『さらばジャマイカ』で楽しみ、15分の休憩をはさみ、後半は『カントリーロード』『グリーンフィールド』『街の灯り』『青春の影』『ランナウェイ』『七つの水仙』『遥かなるアラモ』『サボテンの花』そしてアンコールへ。

参加者の多くの方にとって、青春時代に聞いた楽曲ばかりで、当時の思い出とともにそれぞれの曲を懐かしんでいらっしゃいました。盛会のうちにコンサートは終わることができました。

その後、「寺子屋かしはら」の閉講式。今年度も多くの方に参加いただいたことへのお礼、そして次年度の事業への協力をお願いしました。今年度は、『指笛』『夏を乗り切る猛暑対策』『シュガーロードへのバスハイク』『チーズのお話』『有利になる相続』『青木先生による絵画で学ぶ世界史』そして今回の『コンサート』と8回の講座を開催しました。来年度も、皆さんのお越しをお待ちしております‼ 

今年度の「寺子屋かしはら」皆勤賞は、田尻孝博さん、今戸良二さん、今戸暉子さん、廣田輝海さん、笠作藤子さんの5名でした。心ばかりの記念品を贈らせていただきました。








【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●いつもながら懐かしくて涙が出ました。中学・高校時代の自分は何をしていたのか、忘れた記憶を思い出しました

●声が素敵ですね。ピッタリのハーモニー!同世代のお馴染みの歌で、懐かしかったです。宮島さん(北九州)、船越さん、田中さん(南区)、並河さん(熊本人吉ですね)しっかり覚えておきます。初めてコンサートに参加させていただきました。またいらしてください。

●知ってる曲が出てきて、楽しくリズムをとって聞くことが出来ました。又こういう企画があれば楽しみです。初めてでしたが楽しめました。ありがとうございました。

●全部の曲を知っていて、懐かしい!その時の自分の姿が思い出され、ウルウルです。とても楽しい時間でした。これからもご活躍をお祈りします。

●柏原で2回目ということで、今日お友達に誘われてきました。歌って頂く曲が昔よく口ずさんでいました。懐かしく心がすっきりして、楽しいひとときを過ごさせて頂きました。また企画してほしいです。有難うございました。

●とても懐かしい歌と歌のあいしゅうをおびたハーモニーに、歌の楽しさを感じ、あわただしい社会が平和になって良い時代になることを願い、有意義な時間で平安なきもちになれました。

●楽しかった青春時代に戻った気分で、リズムに合わせて歌もうたえました。平均年齢が高いと言われましたが、声も容姿もとても若く見えました。来年も是非、柏原公民館での再会を楽しみにしております。ありがとうございました。

●中学・高校の時によく聞いた懐かしい曲でした。はしだのりひこ や ハリーベラフォンテ、懐かしい名前を思い出しました。

●昨年も聞くことが出来ました。みなさんお上手で楽しみました。なつかしい曲で、気分が明るくなりました。学生の頃に少し楽器をさわったことがあったので、また何かをしてみたい気分がしています。また会える日を楽しみにしています。

●久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。井口先生が亡くなられ、寂しい気持ちでいます。私も西南の先輩になります。私が卒業後に入学されていると思います。私の大学時代はウエスタンがとてもはやりエレキギターが珍しい時代でした。

●テレベルトさんのファンで、いつも他所のコンサートを楽しませていただいています。地域の公民館に来て頂き大変嬉しいです。今後も是非、来てください。お待ちしております。皆様の歌声とトークにいやされ心に春が来ました。

●本日は素晴らしい演奏や歌をどの曲も懐かしく聞かせて頂きました。心が洗われる気持ちです。お元気でまたいつの日にか聞かせてくださいね。きっと井口先生も天国で喜ばれていらっしゃる事でしょう。

歴史講座『自然石で勾玉をつくろう』

3月8日(土)10時より当館講堂にて、今年度最後の歴史講座を開催しました。今回は、標記のテーマで、福大考古学研究室の桃崎教授の指導で、参加者の皆さんが「勾玉つくり」に挑戦しました。

参加者は、20名を超え、今回の特徴としては、小学生の皆さんがその半数を占めたことでした。

最初に桃崎先生より、「勾玉」についてのお話をして頂きました。まずは、富山県と静岡県を流れる糸魚川と天竜川を結ぶ辺りの「フォッサマグナ(大地溝帯)」を境にして、日本を東西に分けることが出来るというお話でした。その近辺でナウマンゾウの化石が発見されたとのことで、因みに、その名前の由来は、発見者の名前が「ナウマンさん」ということだそうです。この糸魚川近郊の姫川付近で翡翠が採れ、「翡翠の勾玉」が作られ、後に九州でも翡翠が伝わり、「翡翠の勾玉」が発見されたとか。また、韓国でも墳墓から「翡翠の勾玉」されているそうです。鉄器の生産のため、鉄鉱石を輸入し、翡翠の勾玉を輸出していたとも。

その後、「滑石製勾玉」が登場したそうです。「滑石」は、火山活動の中で、花崗岩と石灰岩の層が接するところで生成されたもので、柔らかく加工も容易とのことです。今回、参加者の皆さんが挑戦したのは、この滑石を使った「勾玉つくり」で、何と桃崎先生が自ら採取された滑石を使わせていただきました。。

制作過程を紹介しましょう。まずは、桃崎先生採取の滑石から一つを選びます。次に、この石に油性マジックで、勾玉の絵をかきます。コツは、カマボコ型に描くことだそうです。そして、水につけたコンクリで大まかに削ります。次に、サンドペーパーで磨いて、滑らかにします。最後に、キリで穴をあけて完成です。







【参加者のアンケートから・・・一部抜粋】

〚子どもさんから〛

●石をけずるのがむずかしかったです。理由は、けずりすぎても、けずらなくてもだめで、間をねらうのがむずかしかったから。(企画してほしい講座として)体が入るような大きなシャボン玉を作りたい。

●はじめてまが玉をつくって、できるか不安だったけど、きれいにできてうれしかったです。またやるきかいがあったら参加したいです。

●昔の歴史などが知れて、楽しかったです。かたかったし、ピカピカにするのがむずかしかったけど、最後にわれずに作れてうれしかったです。

●まがたまをつくるのははじめてだったから、あんまりじょうずかわからなかったけど、たのしかったです。またつくりたいです。またやるのをたのしみにまってます。(企画してほしい講座として)スリッパづくりのこうざがあれば。

〚一般の方から〛

●親子で楽しく取り組めました。子どもの友だちと一緒に参加できることが初めてでしたが、とても良い思い出になりました。(企画してほしい講座として)子どもと一緒に作成できる何かを‼

●とってもとっても面白かったです。硬度1のわりには、かたかったし、むずかしかったけど、穴が無事にとおってよかったです。ひすいだったらもっと大変だろうと思った。まが玉の勉強もできたし、今日はとてもよかったです。

●ありがとうございました。はじめて作りましたが、要領が悪く、なかなかできませんでしたが、穴もあけられ完成しました。来年度も楽しみにしています。(企画してほしい講座として)韓国と福岡の古代・中世の歴史、遺跡の関係について学びたいです。

●勾玉作り、グループになった方々と楽しく出来ました。最後の穴あけでヒビが入りましたが、いろいろお話しながら作業するのはいいですね。

2025年2月25日火曜日

公民館主催・人権講座『かしはらホームの21年』

本年度柏原公民館主催人権講座の3回目を、2月20日(木)10時より当館講堂にて開催しました。

今回は、20年にわたり、地元柏原で 活動されてきた「かしはらホーム」の職員、入所の仲間の皆さんをお呼びして、「障がい」のある方たちの地域の暮らしを通して、それぞれが住民の一人として暮らしている様子を、報告して頂きました。

施設長の小川玲子さんから、「かしはらホーム」のこれまでをお話しして頂きました。1977年鳥飼の炭鉱住宅の一室で、家族の願いから、当初は身体障がいの人が集まる、小さな共同作業所としてスタートし、廃品回収やバザーなどを中心に資金集めに尽力され、特に当時鳥飼公民館主事や民生委員の協力が大きかったそうです。その後、卒業後の知的障がいの仲間たちが増えて、早良区原の作業所に移りましたが、無認可であるため、職員や家族、支援者等から「社会福祉法人」の認可の取り組みがなされ、1991年に実現し、仲間の願いをもとに作業所を広げたとのこと。そして、親が元気なうちに「託せる暮らし」の施設を作ろうと、10年の活動の結果、当地・柏原に『かしはらホーム』が誕生しました。土地探しで困難な状況のなか、行政からは中央区・南区に建設を要望され、難儀していたところ、この地に「FBS」の土地があったことと、同局の「24時間テレビ」で取材されたこともあって実現したとのことです。2003年11月に開所しました。

「かしはらホーム」に繋がる親の願いとしては、「自分たちが年をとったら息子や娘はどこで暮らすのか。自分らしく暮らしてほしい。話したり、訴えたりできない息子や娘たちのこと、理解して気付いてほしい」とのこと。

現在、入所が50人で男性37人、女性13人。通所は10人で、男性8人、女性2人。職員は50人。仲間の皆さんは、4つの棟に個室で生活され、作業棟では5つの班に分かれて活動しています。休日等には、ファミリーマートやマルキョウでの買い物・散歩や、天神など郊外にも足を向けているそうです。先日・2月9日校区防災訓練にも参加され、これまでも福祉まつりや公民館サークル発表会等での物販にも取り組まれ、地域での暮らし・住民の一人としての暮らしの毎日。今回の講座での意見交換のなかでは、中間の皆さんからの率直な話を伺ったり、施設長さんからは、各町内会長さんとの協議を持ちたいなどの要望を受けました。参加の各町内会役員からも、今後の協力について前向きな話を頂きました。

これからの方向性としては、法人として「地域支援センターづくり」をめざしているそうです。具体には、障がいが重い人たちの地域生活を支えるため、「ショートステイ」や、障がいの重い人たちの「グループホーム」、「ヘルパーステーション」の実現をめざしています。ただ、国の方針としては、入所施設は増やさない方向とのことで、困難も抱えているそうです。私たちも、同じ地域に住む住民として微力ながらお手伝いが出来ればと思いました。「かしはらホーム」がんばれ、応援しています‼





【参加者のアンケートより・・・一部抜粋】

●かしはらホームさんへは、入り口しかよく知らなくて、中の様子がしっかり分かって良かったです。利用者さんがいきいきされているのを見て、嬉しくなりました。36歳の甥に知的障害があり、家で過ごしています。色々な事を勉強できてよかったです。参考にさせていただきます。

●かしはらホームの現状を知り得てよかった。彼らの希望など、思ったより楽しいことも聞くことが出来て、よかったです。また、祭りなどでお会いしましょう。

●2028年に向かって「地域センターづくり」を取り組んでいかれるという事で、今後何かお手伝いできること、バザーなど参加したいと思います。

●貴重なお話が聞けて良かったです。名前は知っていましたが、事業内容が分かって良かったです。仲間の方がいきいきとしている。お祝いをするなど、みんなの笑顔があること、素晴らしいと思いました。これからも障がいの方々を支えてほしいです。

●人権講座でお互いを知るという企画、大変、有意義だったと思います。

●ホームの20年の取り組み大変だったと思いますが、中間の頑張りに力をもらったことと思います。地域であたたかく見守りたいと思います。実際の仲間たちの声が聞くことができ良かったと思います。

●あらためて、かしはらホームの話が聞けて良かったです。行事など教えてもらいながら、地域の仲間として、交流できたらうれしいです。今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

●近くにある施設ですが、どういったことをされているか、全く知らなかったので、参加してよかったです。小学校でも交流されているそうで、娘にも聞いてみようと思います。小学校・中学校PTAと協力して、子ども達と交流できる機会が増やせたらいいのかなとおもいました。ありがとうございました。

●人権講座、初参加でしたが有意義でした。かしはらホームの実際をしれて、よかったです。ピンクの車いすの方の正体が知れてうれしかったです。何の知識もなく今まで残念でした。ともに生きる個です。館長の話も興味深かったです。

●柏原に住んで25年になります。町内会の役も20年くらいやっていて、かしはらホームのことは知っていましたが、設立からのこと、現状など、いろいろ知らなかったことを知り得て参加してよかったです。校区では、スポーツ推進委員としても活動しているので、研修等で得た障がい者スポーツなどを何らかの形で生かせたらと思いました。

2025年2月17日月曜日

歴史講座を開催しました‼

福岡大学考古学研究室との連携事業「歴史講座」の第6回を、2月15日(土)10時より、当館講堂にて開催しました。

今回は、「戦国時代の筑前と大友氏」を大学院2年・小野本慎さん「明治前期の鉱山経営」を大学院2年・松本隆之介さんによる発表でした。

『戦国時代の筑前と大友氏』では、「そもそも戦国時代の始まりは?」との問いかけから、九州の戦国時代を4期に分けられることの詳細のお話がありました。戦国時代の始まりについては、足利義政の後継をめぐる、義政の妻・日野富子が担ぐ息子・義尚と既に後継者として指名されていた義政の弟・義視の争いの中で、それぞれが結託した細川勝元、山名宗全を巻き込んだ「応仁・文明の乱」(1469年勃発)と、その後、将軍義尚死後、次の将軍・義材に対して日野富子、管領・細川政元がクーデターを起こした「明応の政変」とする説があるそうです。尚、その際、日野富子は、足利義高を将軍に擁立し、義材も将軍として活動しており、国内に二人の征夷大将軍が存在するに至ったそうです。

九州の戦国時代は、室町期より、大友氏と大内氏(九州北部)・大内氏と少弐氏(九州北部)・大友氏と菊池氏(九州中部)・島津一族内の対立(九州南部)が見られ、北部九州の情勢は大友氏と大内氏の二大勢力の動向によって左右されたと言えます。大友氏は、鎌倉期から筑前国博多周辺に所領を抱えており、蒙古襲来時の活躍により幕府より香椎地区の所領を与えられたとのことです。その後、後醍醐天皇の勅命を受けて、博多の鎮西探題を攻撃、鎌倉幕府倒幕の恩賞として、博多息浜を拝領、更に櫛田神社や承天寺をはじめとした寺社との関係も構築したとのことです。

『明治前期の鉱山経営』については、五代友厚を中心にお話がありました。五代友厚は、1835年、薩摩で誕生、1865年には、薩摩藩の留学生として海外に赴き、明治になって民間へ下り、金銀分析所、弘成館(鉱山会社)、朝陽館(製藍会社)、大阪株式取引所、大阪堂島米会所、大阪商法会議所などを設立し、大阪の経済に尽力したとされました。明治前期は、鉱山王有思想のもと、政府の鉱山開発がすすめられましたが、明治6年(1873)以降は民間の稼行が可能になりました。五代が設立した「弘成館」は、内部と外部に分かれ、前者は事務的、後者は実働的な業務を担ったことが分かります。また、五代は、鹿児島の鉱山に井上馨らが着手しないように自らが何らかの形で、介入しようと試みたと思われるそうです。五代は、なぜか薩摩出身ながら、此の地ではあまり評価されていないそうです。一方、大阪では逆に評価が高いそうです。




 

2025年2月14日金曜日

火災・避難訓練を実施しました‼


今年度、2回目の火災・避難訓練を、2月14日13時40分より実施しました。当館・学習室より火災発生との想定で、公民館職員・自治協事務局長・サークル(健美操、着物着付け)・一般利用の「あじさい」の皆さんの協力を得て行いました。

これまで午前中の実施でしたが、今回は、公民館利用の方々が多い時の実施を試みました。2月9日に、柏原小にて『柏原校区防災訓練』に参加しましたが、これは「地震・土砂災害」想定の訓練でしたが、一方で「火災発生やその犠牲者」のニュースが連日、報道されておりまして、公民館での防火対策の重要性とともに、各家庭の防火対策の重要性も喫緊の問題と言えますので、実施時期としてもこの時期でよかったと思います。参加は、約40名でした。

「失火の責任」については、相当の注意義務違反でなければ補償を受けることができません。この損害賠償についても、補償能力の有無の問題もありますし、「もらい火」であっても基本的には、自己で負うことになります。そこで、「火災保険」の存在を考慮しては、と話しました。

皆さん、『火の用心、火の用心』 ご注意を‼







2025年2月10日月曜日

第7弾『大人の課外授業』~介護認定について~開催しました‼

雪が舞う中、2月7日(金)10時より、標記の講座を開催しました。早く来館された方々に、血圧測定や「フレイルチェック」が実施されました。今回の講師は、「第7いきいきセンター」の職員、校区担当保健師、健康運動指導師士の方々、5名の皆さんです。今回の講座は、①いきいきセンターとは? ②介護認定について ③フレイル予防、そして各人への「フレイルチェック」実施の順で行われまして、合間に「健康運動指導士」による体操の指導に従って、全員で体操を行いました。

『いきいきセンター』とは、「地域包括支援センター」のことで、中学校区毎に設置されて、この柏原は「第7いきいきセンター」の皆さんが担当です。「いきいきセンター」は、高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で、その人らしく暮らし続けることができるように、健康や福祉、介護などに関する相談を受けたり、様々なアドバイスにより、高齢者の皆さんが自立した生活を持続できるよう応援する「場」です。

『介護認定』は、介護保険のサービスを利用するために必要です。では、そのサービス開始はいつになるのでしょう?。まずは、①申請です。認定申請書(市のホームページからダウンロード、または区の要介護認定事務センター窓口にあります)と介護保険被保険者証、身分証明書が必要です。およそ2週間後、②訪問調査で70項目ほどの質問があります。専門の認定調査員が、伺います(一次判定)。そして③かかりつけ医による、本人の心身の状況についての「意見書」作成を、市から依頼します。それをもとに④福岡市介護認定審査会で、介護の必要性や要介護度の審査・判定を行います。その後、⑤要介護・要支援・非該当の認定結果の通知。これら認定結果をもとに⑥ケアプランの作成。要支援1・2の場合は、「いきいきセンター」に依頼し、ケアマネージャーがプランの作成。要介護1~5の場合、居宅介護支援事業者に依頼し、ケアマネがプランを作成します。その後、指定介護予防支援事業者(いきいきセンター等)や居宅介護支援事業者が決まったら、お住いの区の福祉・介護保険課へ、「居宅(介護予防)サービス計画作成依頼届出書」を提出します。これらの手続きが終わって、⑦サービスの開始へ。作成したケアプランに基づいて、介護保険のサービスの利用の開始となりますが、利用者の負担は、原則、サービス費用の1割・2割または3割です。

『フレイル』とは?「加齢や病気によって心身の活力が低下し、要介護になりやすい状態」のことを言います。早めに気づいて、適切な対策を習慣化すれば、健康な状態に戻ることが出来るとのことです。そこで『フレイル予防』が大切になります。これには「3つの柱と+1」が必要です。それは、「栄養と口腔機能」「運動」「社会参加」これに加えて、「生活習慣病などの予防・重症化予防」です。そのためには、年に1度は健診を受けましょう!





【参加者のアンケート・・・一部抜粋】

●おおまか理解していましたが、更に理解でき良かったです。

●大変参考になりました。特に体操については、自分なりにやっていこうと思います。

●これからもフレイル防止の為に教わったトレーニングのやり方を自宅でトライしてみます。

●助かりました。いきいきセンターに行かねばとは思ってはいても、なかなか足が重く、こういう機会があって良かったです。

●いろいろ知らない事を教えていただき、助かりました。今後の行動に生かしていきたい。

 

2025年2月5日水曜日

緊急です!明日の乳幼児講座を延期します‼

明日2月6日(木)10時開催予定の『乳幼児講座』~あいくるがやってくる~は、天候の関係で、3月27日(木)10時開催に変更いたします。 

2025年1月31日金曜日

次回『乳幼児講座』『大人の課外授業』のお知らせ‼

来週に予定されております、二つの公民館主催講座のお知らせです。

●2月6日(木)10時より、講堂にて。乳幼児講座『じどうかん あいくるが やってくる』※手遊び・読み聞かせ・ふれあいあそび・パネルシアターなど、親子でふれあい、一緒に楽しみましょう‼

●2月7日(金)10時より、講堂にて。大人の課外授業『介護認定について』※意外と知らない介護認定の手続き。どんな状況でうけられる?どこに相談したらいいの?などなど。「いざ」という時のために、皆さんと学びましょう‼簡単な体操やフレイルチェックもありますよ。

一年で最も寒い時期です。皆様、健康には細心の注意をはらって、この冬を乗り切りましょう!皆様のお越しをお待ちしております‼

      


2025年1月28日火曜日

『歴史講座』開催しました‼

年明け最初の『歴史講座』を、1月25日(土)10時より開催しました。

今回は、福大考古学研究室助手の大重優花さんによる「中世の鉄の種類と生産・流通」のお話、そして大学2年生・佐藤萌美さんによる「古代の鉄生産について」のお話をして頂きました。

前者のお話では、「鉄とは何ぞや?」とのテーマで、3つの種類の説明がありました。江戸時代の市場に流通していた鉄は、①アラガネ(荒鉄)・ナベガネ(鍋鉄)・ヅク(生鉄・銑)と呼ばれた『銑(ヅク)』、②ネリガネ(錬・錬鉄)・ヒラガネ(鍱・枚鉄)・ノベガネ(延鉄)・軟鉄・柔鉄などと呼ばれた『熟鉄(じゅくてつ)』、③ハガネ(刃金・鋼・剛)・フケルカネ等と呼ばれた『釼(ツルギ)』の3種に」分かれ、近世では「熟鉄」が「銑」より経済的価値は高かったそうです。

日本国内で製鉄遺跡が確認できるのは、6世紀後半・律令制のときだそうです。11~13世紀頃には、国内の産鉄国は減少し、14世紀以降は中国地方・東北地方に集約・二極化されたとも。それは、律令制下の租税制度により、製鉄技術は全国に拡散したものの、律令制の解体からコスト重視の商品生産を施行した結果、採算性が低い工房は解体され、鉄生産は上記のように集約されたという事です。それ以外の地域では、荘園制的流通システムの下、鋳物師や鉄商人によって、熟鉄や銑鉄が流通したとのこと。しかしながら、国内で日本刀をはじめとした鉄製品の需要が、国産鉄の生産・供給量を上回ったため、中国などからの輸入鉄に頼らざるを得なくなってしまったのではないかと、大重先生はお話しされました。近年、沈没船から引き揚げられた大量の鉄鍋や棒状製鉄品は、倭寇の一部を示すものと思われ、そのことを裏付けることと言えそうです。

後者の「古代の鉄生産」については、鉄は古代日本において最重要資源の一つであるという事で、油山山麓での鉄生産の様相の解明は、日本古代史上においても意義あるものとされているそうです。日本古代における初期製鉄は、砂鉄製鉄に鉄鉱石製鉄が先行しているとのことで、朝鮮半島の古代製鉄遺跡では、主に鉄鉱石が原料として使われており、日本に最初に伝わった製鉄技術は鉄鉱石製鉄であると推定されるそうです。一方で、鉄鉱石製鉄が行われるようになって間もなく、砂鉄製鉄が行われるようになったことも分かっているそうです。

柏原遺跡群では鍛冶炉跡と製鉄炉跡が併せて、24基出土しています。それに加えて、製鉄に関連する遺物として、ふいごやるつぼ、炉壁、鉄滓も見つかっています。炉跡に付属する建物や炉跡を覆うような建物の後も見つかっています。古墳時代から古代にかけて継続していたと考えられるため、大規模なものではないが、集落跡と目される遺跡内から見つかっており、集落に関係する地域から見つかった炉跡としては、数は多いとのこと。また、鉄滓や鉄塊の供献が見られる古墳や、「郷長」「左原補」とある墨書土器、石帯などが見つかっているなど、柏原遺跡群は古墳時代の地方豪族に関する居館や墳墓等であるとされており、出土した鍛冶・製鉄炉跡に関してもこれに関するものと考えられるとのことでした。

熊添がある「西南の杜湖畔公園」周辺は、油山から延びる低丘陵(朝倉丘陵)の上にあって、古代の製鉄炉跡を含む遺跡や古墳が存在しており、製鉄を行った集団が存在していたと考えられるそうです。また、油山山麓には数多くの古代製鉄の様相を物語る遺跡が存在しますが、それら製鉄を行った集団がどのような集団であるのか、製鉄の原料には何を使用したのか等、分かっていないことも多く、今後の研究課題となっているそうです。





【参加者の感想・・・一部抜粋】

●なぜ、油山山麓に古代製鉄遺跡が多いのか?中世製鉄の中国との関連性が新しい視点で考えられました。

●柏原の樹木について、羽黒神社や埴安神社には、大楠など立派な保存樹木があります。柏原には、他にもそういう樹木があるのか知りたいです。また、バス停から園芸公園に向かう道の森の木は、ひこばえが何本も伸びた木があります。なぜそのような木があるのか、歴史と関係があるのか知りたいです。(昔、薪をとるための木だったのでは?と聞いたので)古代製鉄で、柏原にあったなど、近場の歴史に興味を持ちました。ありがとうございました。

●毎回、講座ありがとうございます。いつも学びが多く、有難いです。これからも楽しみです。歴史の上で、福岡(南区この周辺)と中国や韓国との貿易や国交など知りたいです。

●柏原の製鉄は何度もお話を聞いていますが、そのたびに新しい発見があって、面白いです。

スマホの正しい使い方講座②、開催しました‼

1月23日(木)10時より、標記の講座を、当館講堂にて開催しました。

講師は、昨年11月開催の講座と同じく、(株)大濠企画の西島幸宏さん。スマホの『生きた活用』を身につけるため、11月開催時には「災害時に活用できるスマホの機能」について指導して頂きました。

今回は、巷間騒がせています「スマホによる架空請求詐欺」の対策についてのお話です。

かつての「オレオレ詐欺」は以前の話。近年はスマホによる特殊詐欺が多発とのこと。県警、福銀、九電、西部ガス等、実際の企業等を装っての架空詐欺事件が現在極めて目立っているそうです。被害総額は、2022年度で361億円超で、年々増加の一途とか!

最近の架空請求詐欺の特徴は、最終的に料金の支払いについて、『電子マネーカード』の購入を要求してくるのだそうです。電子マネーカードは、スーパーやコンビニのレジ付近に置いてあり、1500・3000・5000・10000円そして上限無制限の種類があって、それ単独では利用できず、スマホに写真で取り込んで利用が可能になるものです。つまり、金融機関等を経由せずに利用できるため、この方法を要求してくるのです。

また、少し前までは、携帯にかかる電話番号に、例えば「+81」などの国際電話による番号であれば、「怪しい! 」と避けることが出来ましたが、今や、携帯の機種がそもそも外国のもののために、これが「普通」といえるほどに。スマホの進化は目まぐるしいそうです。とはいえ、教訓は、『知らないワン切りは、決して折り返さない』こと。携帯がかかってくる際は、こちらには料金は何ら発生しませんが、折り返すとこちらの料金支払いになります。

ともあれ、ご用心、ご用心‼



【参加者の声から・・・アンケートより抜粋】
●知らないことが分かって良かった。ワン切り詐欺、折り返し電話はしない、電子マネーカ   
ード、ラインの設定などについて勉強できて良かった。
●いろいろ知らない事を沢山聞かせていただき役立ちました。ありがとうございました。
●今回もまた、知らないことを教えていただきありがとうございます。再度、期待しております。
●詐欺に合わないよう、指導を思い出し注意していきたいと思います。