2023年6月22日木曜日

「私はガンディ-を殺していない」を上映しました‼

6月21日(水)13時30分より、福岡市総合図書館の三浦さんより本映画の説明を受けて上映がスタートしました。内容の概要を以下に記します。

ヒンディー文学教授のウッダム氏は、3年前に退官したことも、妻が1年半前に亡くなったことも記憶になく認知症の兆候が顕著に。娘は世話に追われて仕事が手につかず、やがて婚約者との結婚が破談に。認知症も進行し、やがて子どもの頃、ガンディ-が狂信的なヒンドウー教徒に暗殺された事件と自らが弓矢でガンディ-の写真を射った事が暗殺当日ということで、そのことがトラウマになり、自身が殺したという妄想に取り憑かれ、「私はガンディ-を殺していない」と 訴える。精神科医の一計で、「ウッタムは無実」と役者を巻き込んで「模擬裁判」を通して、トラウマを取り除く・・・。

インド独立の父ガンディ-は平和に象徴でもあり、紙幣をはじめ、至る所にシンボルとして使用されている一方で、人々の心の中からガンディ-の平和主義は忘れ去られようとしているのではないか、そんな監督の強烈なメッセージが込められています。当作品は2006年、アジアフォーカス・福岡国際映画祭で公開され、福岡観客賞を受賞。インド映画の傑作とも。

福岡市総合図書館(百道)には、相当数の外国映画、日本映画が収蔵されているそうです。また、上映会もたびたび開催されています。興味のある方は、お出かけになりませんか!