2023年8月22日火曜日

オオキンケイギクを使って草木染め、できましたよ‼

「大人の課外授業」の第2弾は、8月18日(金)にオオキンケイギクを使って草木染に挑戦して頂きました。講師は、福岡市植物園「花と緑の調査・相談専門員」の二又徳子さん。

オオキンケイギクとは? 皆さん、ご存知でしょうか。実は「特定外来植物」でわが国の生態系を脅かすもので、国内で指定されている16種のひとつ。これらは、栽培・運搬・販売が禁止されています。違反すると「個人では300万円以下の罰金若しくは懲役3年以下」とのことです。

このオオキンケイギクの一つの花から2000個の種がつくられ、風による飛散があると大変な事態に。特定外来植物は様々な日本固有の種を駆逐してしまい、景観を変えてしまいます。このオオキンケイギクは身近なところにあります。当地では、柏原5丁目の樋井川沿い、上原田公園の傍に群生しています。春先にきれいな黄色の大きな花を咲かせます。

そこで、今回の草木染めの講師・二又徳子さんは、種ができる前に花を摘んで「草木染め」にすることで問題の解決の一つに、と始められました。他の特定外来植物 の草木染めにも取り組まれています。「生物多様性」とは「沢山の生き物が繋がりあって暮らしていること」を守ること。因みに、地球上の「お薬」の90%は植物由来ともいわれ、これら植物が脅かされれば今後、薬は・・・・。特定外来植物の被害予防三原則は「入れない・捨てない・拡げない」だそうです。

 座学の後は、いよいよ草木染めに挑戦‼公民館スタッフのアシストもあって、参加者の皆さんは、それぞれ思い思いのデザインで素敵な作品を作り上げられました。