2023年9月26日火曜日

『生物多様性とアップサイクルを学ぶ』をテーマに講座開催‼



 9月22日(金)に標記のテーマで「大人の課外授業」の講座を開催しました。8月18日に開催しました「特定外来植物オオキンケイギク防除とその活用」の講座の第2弾として、今回実施したものです。今回も前回に引き続き、二又徳子さんにご指導いただきました。

今回も、前段に生物多様性についての座学がありました。「生物多様性」とは「個性に富んだ多くの生き物がつながりあって生きていること」、つまり地球環境の生態系は森・ひと・海・動物・植物等がつながりあうことで守られますが、実際は多くの動植物が絶滅の危機に瀕しているとのこと。薬の7割は植物から作られますが、その殆どは発展途上国からのもので、開発という名のもとに、環境破壊が進めば・・・・。

また「外来種」の定義も学びました。わが国では、明治以降に入ってきたものを「外来種」と呼び、外国から入ってきたものだけでなく、例えば、九州の植物を北海道に移せばその地域の環境を壊すことのなりますので、国内でも特定外来種の問題が起こります。昆虫や動植物の特定外来種の流入は、生物多様性が失われてしまう恐れがあるので、それをまもるために『入れない・捨てない・広げない』という三原則の徹底が求められます。

とはいえ、新たに「廃棄予定のものに手を加えて、価値をつけて新しいものに生まれ変わらせる」という手法に取り組まれています。この手法を『アップサイクル』というそうです。このことは、SDGsにつながるものとされ、広がりが見られます。

さて、いよいよ草木染の体験です。オオキンケイギクや切り戻した花々を『バンドルダイ』というやり方で、皆さんは熱心に作業され、それぞれ「世界に一つだけ」の素敵な作品が完成しました。